テニスの試合において相手のバックハンド側に打つ というのは一般的なセオリーになります。
つまり必然的にバックハンドは狙われる側になるということです。
最近、フォアハンドは徐々に安定してきたんだけど、
バックハンドストロークだと力のこもった打球がいきにくいし、安定して打てないなあ。
と、悩んでいませんか?
バックハンドストロークには、片手と両手の二種類がありますが
この記事では、現代主流で安定しやすい両手バックハンドについてお伝えしていきます。
バックハンドストロークだとどうしても、インパクトの時にラケット面がズレてしまい、思ったように振り抜けないことがありますよね。
特にテニスの経験が浅い人は、このバックハンドの壁にぶつかる人は多いです。
そんな悩みを持った人に、この記事では以下の二つのことを徹底的に解説していきます。
・テニスの両手バックハンドストロークが安定しない原因。
・テニスの両手バックハンドストロークの打ち方のコツ。
この、二つを普段の練習から意識して取り入れていけば、この先のバックハンドの上達に大きく関わってくるので、ぜひ参考にしていってください。
・両手バックハンドストロークが安定しない原因がわかる
・両手バックハンドストロークの打ち方のコツがわかる
学生時代、軟式から硬式に転向したテニスコーチ歴14年の現役のコーチ。
バックハンドストロークは軟式時代の片手が得意。
両手打ちは生徒に教える為、もちろん一通りできます。
目次
テニスのバックハンドストロークが安定しない原因!
まずは、バックハンドストロークが安定しない原因を解説しますのでしっかりと理解しましょう。
どこを改善すればいいのかが分からないと、効率的な練習ができないですよね。
バックハンドストロークの上達への近道のためにもまず、
原因を知ることが大事になるので、今の記事は以下の三つの原因を紹介していきます。
・ラケット面がインパクト時にブレてしまう。
・腕だけで打とうとしている。
・体が前傾してしまい、重心がブレてしまっている。
この三つをもう少し詳しく解説していくので、
自分に当てはまっているか参考にしていってください。
原因①ラケット面がインパクト時にブレてしまっている。
バックハンドストロークが安定しない原因として、一番当てはまるのが、
ラケットの面がインパクト時にブレてしまうことです。
面のブレが安定していなければ、バックハンドを安定させるのは難しいので、
後ほど「テニスの両手バックハンドの打ち方のコツ」を紹介していきます。
原因②腕だけで打ってしまっている。
いわゆる手打ちですが、これは初心者の人によくみられる原因の一つです。
腕だけで動作を行ってしまうと、テイクバックから不安定になってしまうので、
バックハンドストロークが安定しないし、力のある打球を打つのは難しんです。
ちなみに、両手バックハンドストロークは両手で持っている分
スイングの可動域が狭くなる為、体をしっかり使いこなせないとパワーが出ないのです。
それと、手打ちになってしまっている原因の一つとして、利き腕の方に極端に力が入ってしまうことで、手打ちになってしまいます。
原因③体が前傾してしまい、しっかりと体重移動が行えていない。
打つ前から体が前傾姿勢になってしまっていると、
重心がすでに前にいっているので、正しい体重移動ができなくなってしまいます。
体重移動がしっかりできていないと、ボールに力を込めずらくなるし、
手打ちになってしまうのでバックハンドが安定しません。
テニスの両手バックハンドストロークの打ち方のコツ!
テニスの両手バックハンドストロークの打ち方のコツですが、
フォアハンドと違ってバックハンドは肩が余計に入る為ボールが見づらく、
上級者でも難しい打ち方です。
しかし、「これを意識するだけで急に安定するようになった」ということはよくあることです。
では、ここからテニスのバックハンドのコツを紹介していきます。
先ほど紹介した原因の改善も含めてバックハンドのコツを紹介していくので、見ていってください。
両手バックハンドストロークのコツ①[利き腕は添えるだけ]
利き腕じゃない方で打つイメージをもち、それを利き腕でサポートしてあげる感じです。
力の配分は
利き手側2~4割:非利き手側6~8割 くらいのイメージでスイングできるといいです。
これをイメージすることで、余計な力が入らずスムーズに振り抜きやすいので意識してみてください。
ちなみに、80-90年代くらいの男子テニス選手の時代は
「利き手側に力がこもっているようなスイングしてる」印象を感じました。
例、ジミーコナーズとかビヨンボルグとか・・・。
余談です(笑)
両手バックハンドストロークのコツ②[軸足に重心を残す]
前足を踏み込んだ時に、重心が前に行ってしまうと、
いざインパクトの瞬間にパワーが分散され、力が伝わりにくくなるので、
しっかり重心を残し、体が前に突っ込まないように心掛けるのが大切です。
コツとしては、頭の位置をキープしておくと、重心を一定に保ちやすいです。
両手バックハンドストロークのコツ③[力で打たない。体で打つイメージ]
とにかく安定するまでは力で打たない。
体で打つイメージをもっと細かく説明すると、
まず腕だけでテイクバックするのではなく、利き手側の肩を入れながら相手に背中を見せるように体をひねり、テイクバックします。
すると、自然に体のひねり戻しでスイングができ力をこめやすくなるんです。
両手バックハンドストロークのコツ④[インパクトの瞬間、五角形を意識する]
両手バックハンドストロークはもともと体と打点との距離が近いのが特徴です。
片手バックハンドは腕一本な為、身体からある程度遠くできるのです。
両手バックハンドストロークではインパクトの時に五角形を作ることで、体とラケットの間が窮屈にならなく、一定の距離を保ちながらスムーズにスイング出来ます。
まとめ
「テニスの両手バックハンドが安定しない原因と、両手バックハンドの打ち方のコツ」
の解説でしたが、いかがだったでしょうか?
テニスの両手バックハンドが安定しない原因のまとめとしましては、
・ラケット面がインパクト時にブレてしまう。
・腕だけで打とうとしている。
・体が前傾してしまい、重心がブレてしまっている。
両手バックハンドの打ち方のコツのまとめとして、
・利き腕は添えるだけ。
・重心は軸足に残す。
・力で打たずに、体で打つ。
・インパクトの時、両肩、肘、手を五角形の形を作るようにする。
少しでも両手バックハンドが上達していただければ、とてもうれしく思います。
まず、いろいろ試してみることが大事かと思いますので、ぜひ参考にし、取り入れてやってみてください。