(初心者向け)両手バックハンドストロークを安定させる【コツ5選!】(練習法も解説)

テニスにおいて、
バックハンドストローク側にボールを集める事を基本戦略にすることが多いです。

その為、バックハンドストロークが苦手だと対戦において凄く不利になるでしょう。

「バックハンド側ばっかり狙われてうまく返球できない…」

「バックハンドストロークを上達させて、逆に有利にしたい!」

「ライバルに差をつけたい」

「いい練習方法があれば知りたい。」

今回はこんな悩みを解決する記事です。

今回の記事をでわかること

  • 両手バックハンドを安定させるコツ
  • バックハンド上達のための練習方法

今回の記事の著者
現役テニスインストラクターをしています。
バックハンドストロークは片手打ちがメインですが、トップスピンの両手バックハンドも好きでよく使用します。

両手バックハンドのコツ5選

今回の記事では両手バックハンドのコツを初心者向けに5つ絞って紹介したいと思います。

全て目を通してみて、
気になるところがあれば早速試してみてください!

(今回は、右利きの方向けに説明しているので、左利きの方は手足を逆にして実践してみてください)

  1. グリップの持ち方
  2. 左手が7割
  3. 肩のターンが大切!
  4. 腰の高さで打つ
  5. 右足を踏み込む

順番に見ていきます。

両手バックハンドストロークのグリップの持ち方

バックハンドグリップのおすすめの持ち方は

  • 右手は、包丁持ち(ラケットを反時計回りに数センチ回してしっくりくる所でOK)
  • 左手は、ラケットの面に手のひらを当てて、そのままグリップまで下ろす(握手のイメージ)

この持ち方で、素振りをすると振り抜きがいいはずです!

ちなみに右手側の「包丁持ち」というのはコンチネンタルグリップの事を指しますのでテニス用語として覚えておくといいでしょう!

左手側の持ち方はイースタングリップと呼ばれる「薄い持ち方」になります。

バックハンドのスイングはあまり上下させず、横振りする感覚でOKです。

両手バックハンドストロークは左手が7割

両手バックハンドストロークは左手で打つイメージが大切。

力を入れるイメージは7:3で左です。

左手を使うことによってボールに対して前方方向に力が伝わりやすく、
より長くラケットとボールが接することでコントロールも良くなります。

右手の負担も減るので、長時間のプレーも楽になりますよ!

左のフォアハンドを練習すると、バックハンドも上達します。

右肩のターンが大切!

両手バックハンドストロークのテイクバックは肩からターンすることが重要です。

特に右肩を意識してターンをしましょう。

バックハンドが苦手な人に多くみられるのが、フォームが安定していないことです。

腕だけでラケットを引くと、肘や手首を多用した打ち方になってしまいます。
つまり、毎回フォームがばらついてバックハンドストロークが安定しません。

肩からターンすることで体幹部分を使い、肘や手首に頼らない安定した肩スイングが身に付きます。

肩のターンで大切なポイントは

  • 右肩をアゴの下まで回す
  • 相手に背中を見せるイメージ
  • 左の股関節にタメを作る

さらに肩からターンすることで、相手に打つコースがわかりづらくなるというメリットもあります。

腰の高さで打つ

両手バックハンドストロークで一番打ちやすい高さは腰付近になります。

高すぎず、低すぎず。

腰の高さで打つと、一番力を入れることができます。

フォアハンドのようにスイングの自由がないため、
腰にセットしたラケットをボールにぶつけに行くイメージで打つと、手打ちを防ぐことができます。

毎回、腰の高さで打てればショットの再現性も高まり、上達も早くなります!

ただし、腰の高さで打つためには正確にボールに近づくフットワークが必要です。

ボールとの距離感を練習で意識してみましょう。

右足をややクローズスタンス気味に踏み込む

初心者はスイング時に体が開きがちになります。

ですので両手バックハンドストロークは右足をクローズスタンス気味に踏み込むことによって、
開きを抑えながら打てます。

この時のポイントは右足を踏み込んだタイミングで、ラケットヘッドを下げること。

ラケットヘッドを下げた反動を使って、スイングしていきます。

両手バックハンドストロークの練習法3選

最後に、
僕が実際にやっていた、両手バックハンドストロークのおすすめ練習法を3つご紹介します。

  1. 壁打ち
  2. コーンを回り込んで打つ
  3. ドライブボレー

壁打ち

壁打ちは相手がいないので気を使わずに、とことん練習ができます。

「バックハンドのコツ5選」を意識して、一つずつ確認していきましょう。

壁打ちのポイントは、大きくスイングすること。

壁打ちでは、ボールが返ってくるタイミングが早いため、スイングが小さくなりがちです。

フォロースルーは大きく振ることを意識しましょう。

準備を早くすれば、大きくスイングしても間に合いますよ!

コーンを回り込んでうつ

球出し練習のとき、コーンを置いて、打球後は必ずコーンを回ってから打つ練習をしてみましょう。

この練習は、後ろから前に移動するため、体重移動の感覚が身に付きます。

僕がやっていた練習は、「8の字」球出しです。

ベースラインセンターからの球出しで、両サイド1.5メートルほど離れたところにコーンを1つづつ置いて、
フォアとバック交互に8の字を描くように打つ練習です。

これを1セット1分くらいの間隔で練習を行います。

かなりキツイですが、前後の動きに強くなるのでおすすめです!

ドライブボレー

球出しのボールをノーバウンドで打つ練習です。

ラケット面がもともと上に開きがち(オープンフェイス)の方はこの練習を
おこなうことによりラケット面の向きの感覚的が少し理解できるようになると思います。

更に、
ノーバウンドで打つためには、前後の細かいフットワークの調整が必要になります。

この練習でフットワークが磨かれると思います。

また、厚いあたりで打つ練習にもなるので、ボールをつぶす感覚も身に付きます。

バックハンドを安定させるための要素が多い練習なので、ぜひ取り組んでみましょう。

両手バックハンドストロークの苦手を無くしてライバルに差をつけよう!

まとめになりますが

僕は、両手バックハンドストロークは正しい練習をすれば、
誰でも安定したショットを身につけられると考えています。

両手バックハンドストロークはフォアハンドストロークに比べ、
関節の可動域が制限されており、自由が効かないショットです。

その為、自由が利かない分、変な動きが抑えられて安定したボールを打つことができます。

ですが、初心者に関わらず、中〜上級者でも両手バックハンドストロークが苦手な方が多くいるのが現状です。

「なぜ苦手な人が多いのか?」

様々な要因があるかと思いますが、両手バックハンドストロークは両手故に、
左右の手の「力み」が影響しやすく、両手のパワーだけでもある程度打ててしまうからだと思います。

手先だけのスイングなので、バランスや悪かったり、打点が変わったりしたらミスしやすいのです。

この記事を読まれた方は、両手バックハンドストロークのコツを学びました。

あとは、反復練習をしてコツを身につければ、安定した両手バックハンドストロークを手に入れられるはずです。

両手バックハンドストロークの苦手意識を無くして、ライバルに差をつけましょう!

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