「フォアハンドストロークは自由が効きすぎて安定しない。」
「テイクバックの仕方がわからない…」
「ボールとの距離感が悪いのかな?」
こんな悩みを解決する記事です。
今回の記事を読めば以下の事がわかります
- フォアハンドストロークのテイクバックのコツ
- ボールとの距離感の大切さ
現役のテニスコーチ。
高校からソフトテニス部→大学で硬式テニスに転向。
シングルス草トーナメント大会優勝経験の
ある僕が「フォアハンドストロークのテイクバック」について解説します。
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目次
フォアハンドストロークの“80%”はテイクバックで決まる
フォアハンドストロークを安定して打てるかどうかは、テイクバックで決まります。
テイクバックが正しくできていれば、スイング〜インパクトまでが安定することで、ミスを減らすことができるからです。
フォアハンドストロークは大きく3つのパートに分けることができます。
- テイクバック
- スイング〜インパクト
- フォロースルー
3つの中で一番大切なのは、2.スイング〜インパクトです。
テニスは、ラケットにボールが当たる瞬間で全てが決まります。
ですが、インパクトの瞬間は1秒にも満たない時間で、
人間の意識できるスピードではありません。
何千・何万回と反復練習をすることで、感覚的に上達していきます。
私たちが意識できるのは、インパクトまでの準備の時間です。
つまり、インパクトまでの準備であるテイクバック(準備)を正しく行うことで、
フォアハンドスイングが安定しミスを減らすことができるのです。
テイクバックのコツ4選
テイクバックのコツは4つ。
一つ一つ意識しながら練習することでテイクバックは身に付きます。それでは順番に見ていきましょう!
- ラケットの面は外を向く
- 構えは小さく
- タイミングは早く
- ボールに合わせて高さを変える
ラケットの面は外を向く
テイクバックのとき、ラケット面は体の外を向きます。身体の構造上ラケット面が外を向くのは自然なことです。
実際にラケットを手に持って、体感してみよう!
引用:国内最大の総合テニス専門サイト テニス365
https://news.tennis365.net/lesson/tokushu/fore/fore03_02.html
- 理想のインパクトの瞬間でラケット面を止める
- 腕はそのまま、フォアハンドを巻き戻しするイメージでラケットを引く
どうですか?
ラケットの面は外側を向いていませんか。
身体の構造上、スイングの時、ラケット面は外を向くようになっています。
もしも、ラケット面が内側を向いているときは、不自然な動きがスイングに紛れている可能性があるので見直ししてみましょう。
構えは小さく
「強いボールを打ちたい」「スイングに勢いをつけたい」と思って、テイクバックを大きく構えていませんか?
こんな考えがあるときは、テイクバックを小さく構えてみましょう。
小さく構えるコツは、脇を閉めること。
イメージは、テニスボールを脇に挟むイメージ!
小さいテイクバックは、弱いボールしか打てなさそうですが、全くの逆です。
小さいテイクバックからスイングをすると、体全体を使ってスイングができるので、ラクに強いボールを打つことができます。体で打つと大きいパーツを使って安定したスイングができるのでミスも減りますよ!
テイクバックが大きいと、腕に頼ってボールを打ちやすくなるため、ボールに威力が伝わらず、ミスも多くなります。
タイミングは早く
テイクバックはできるだけ早く終わらせましょう。相手が打ってきた瞬間に、準備するイメージです。早くテイクバックを終わらせることで、スイングまでの余裕が生まれます。余裕を持って打てれば、より正確にインパクトすることができ、ミスを減らすことができます。
ボールに合わせて高さを変える
ボールの高さに合わせて、テイクバックの高さも変えましょう。
ボールの高さに合わせて構えれば、上下の無駄な動きが減り、安定したスイングをすることができます。
高さを合わせるコツは、左手です。(“左打ち”の方は、右手)
ラケットにそえた左手で高さを合わせれば、テイクバックは自然とボールの高さになります。
テイクバックは出来てるけどボールとの距離感は合っているか?
ここまでテイクバックについて話しましたが、フォアハンドの上達はボールとの距離感も非常に大切なポイントです。
僕がテニスコーチとして指導してきた生徒さんを見てきて感じたことですが、
テイクバックはできているのに、ボールとの距離感がうまく取れていない方を多くみてきました。
こちらは、中級者の方に多い症状です。
- ボールとの距離が近く、スイングが詰まっている
- ボーツとの距離が遠く、打つ直前にボール側に半歩ずれる
せっかくテイクバックが成功しても距離感が合っていないのはもったいないです。
フォアハンドが上手くいかない原因は、テイクバックなのか、距離感なのか、意識してみてくださいね!
【まとめ】テイクバックを習得すれば(脱)初心者!
今回は、テイクバックのコツについて解説してきました。
テイクバックを習得すると、スイングに余裕が出てきて、上達のスピードがどんどん上がります。
ぜひ、次の練習から、意識的にテイクバックを練習してみてください!
テイクバックのコツ4選
- ラケットの面は外を向く
- 構えは小さく
- タイミングは早く
- ボールに合わせて高さを変える