有利に自分のサーブゲームを展開していくのであれば、最低でも②球種くらいは使えるようになりたいですね!
前回のレッスン(別記事)ではフラットサーブでしたが今回のレッスンはスライスサーブについて説明していきます!
コレを読んだら練習してなくてもスライスサーブが打てるようになってることでしょう・・・!
それではレッスン開始します!
目次
〔テニス〕スライスサーブの基本的な打ち方のコツを教えます!
スライスサーブの握り方について(グリップ)
・コンチネンタルグリップで持つ
基本的にどのサーブでもそうなんですが、コンチネンタルグリップで持つようにします。
他のサーブ記事にも書いていますが、コンチネンタルグリップは「薄いグリップ」と呼ばれています。
薄いグリップ=コンチネンタルグリップですが、手首の角度がニュートラルな状態で自分からはフレームが見えるような持ち方になっているはずです。
後述しますが、ボールに対してフレームから当てに行くようなスイングなのでグリップの持ち方が違うとスイングが合ってても、本来のスライスサーブにならないことがあります。
注意しましょう!
・回転数を増やすなら更に薄く持つ
これはもっと上手くなってからでいい思います。
っが説明しますね。
コンチネンタルグリップよりももっと薄く持った持ち方・・・
フォアハンドストロークを打つグリップの反対側に1~2ミリ(人によっては2~3ミリもいる)
の事を言います。
このグリップは更にボールに対してスライスサーブを掛けやすいグリップですが、
スイングスピードがないとそもそもネットを越えないです。
ですので絶対に必要かといわれるとそんなことありませんので
サーブで自分の中の新しい扉を開いてみたいと思ったときでいいかなって思います。
スライスサーブの時の足のスタンスについて
・フォアサイド側は両足を12時と6時くらいの関係でセットすればいい
別記事のフラットサーブの説明では11時と7時ぐらいにしてますが、スライスサーブの場合はそれよりも少しだけ身体向きそのものを右周りにしてる感じです。
これは何故かというと、スライスサーブはフラットサーブに比べると打球方向が左寄りに向かっていくからです。
初心者に多いのですが、フラットサーブを覚えてからスライスサーブに取り掛かると
本来狙っているコースよりも左に飛んでいくし、なおかつ当たった打球感が軽い為
間違った打ち方をしてると錯角する方が居ます。
コレに関しては全然間違っているわけじゃなくて、この感覚とスイングをベースに
しっかりと入るスライスサーブを作っていくのです。
それの基本としてこのスタンスでたちます。
・バックサイド側のスライスサーブは両足を2時と8時付近の関係にセットすれば良い
上記のような理由からフラットサーブに比べると、バックサイド側はもっと右周り寄りに足をセットすることになります。
これは相手レシーバーにたいしてかなり横向きになってる状態と言えますね。
初心者の方からするとこんなんでサーブ打てるの?って感覚に陥るかもしれませんが、
感覚と言うのは慣れなのでやっていくうちになれていくでしょう。
スタンスを戻しては駄目ですよ!
・サーブポジションはフォアサイドであれば右端にたつとスライスサーブのメリットを生かせる
右利きの場合、左に逸れていくためポジションを右寄りにたつことによって
よりスライスサーブの変化が楽しめます(笑)
一番相手をコート外に追い出すことが出来るショットになりますね。
但し、基本的に右端に立っていいのはダブルスのときだけですので注意しましょう!
スライスサーブ時のボールのあげる位置(トスアップ)
・右前よりなら割とどこでもいい(笑)
テニスコーチらしからぬ言い回しですが、ここに関しては勘違いしないでくださいネ!
あくまでもスライスサーブを難しく感じさせない為です。
スイングの特性上、ボールにスライス回転を与える目的だけで言えば
右寄りにあげれればなんとでもなります。
トスアップが苦手な方、ホッとしましたよね。きっと!?
・フォアサイド側から左ワイドを狙う場合は前(ネット)よりにあげる
スライスサーブの特徴として、左に曲がり逸れていく(右利きの場合)特徴を最大限に活用したパターンとなります。
コースがよければ相手をコートのだいぶ外側に追い出すことが出来るのでシングルスであればオープンコートを作れます。
ダブルスであれば味方の前衛がセンターからストレートにかけてボレーで決めやすい(ストレートに打たれやすいのでケアは必須ですが)です。
・フォアサイド側からセンターに狙う場合は右(ベースラインに沿うように)にあげる
スライスサーブは左に逸れていく特長(右利きサーブです)なのでそれから考えると、
センターに狙っても相手をコート中央に寄せる効果は期待できません。
ここで狙いたい効果は
バックハンドで打とうとしてるけど(相手レシーバーは右利き)スライスサーブによって身体に向かって軌道が変化してきてるのでスイングしづらい です!
通常ストロークは身体に近すぎるとスイングが上手く取れずスイング方向が限定されます。
なのでそもそもリターン返球が甘くなりやすいし、味方もボレーしやすくなりますし、
サービスエースを狙うコースではないので次のプレーをしっかりイメージして打ちましょう(基本的にはどのときでも次のプレーは考えますが・・笑)
スライスサーブのスイングの方法
・空中のボールの右側半分だけをラケットスイングして当てるイメージを持つ
基本的にはボールに対してどのようにラケットを当てていくかが大事です。
そのボールへの当て方を意識した結果、腕やラケットが本来のスイングになっていくと僕は考えてます。
ですので上記のコツですでにスライスサーブを打てる方も非常に多いです。
スイングスピードとともにボールの右半分ではなく「3分の1」だったり「4分の1」だったりと繊細に当て方を変えられれば、回転量の調整が出来るようになり
ボールに多彩な変化を作れるようになりますので挑戦してみましょう。
・右側半分がどうしても当てれない場合はラケットフレームでサーブするイメージを持つ
俗にいうフレームショットです。
これをあえて狙うことにより、ボールの半分を触る感覚を養います。
よく注意してほしいのはただフレームに当てるわけではなく、
本来の目的はボールの右半分をとる感覚を得るためです。
なので、ただフレームで当てるだけではなく
「フレームの左端」を意識してスイングしていければベリーグッドでございます。
・スライスサーブのインパクト時には手首をハンマーの釘打ちのような使い方を意識する
手首に関してです。
高いところの壁にハンマーで釘を打つようなイメージをしましょう。
多くの人は肘の曲げ伸ばしではなく、手首のスナップを使って釘を打つかと思います。
この動きがスライスサーブでもあるといいです。
この手首の柔らかさがあるとラケットが走り、スライスサーブに「キレ」が出てきます!
・スライスサーブは打球前からプロネーションを意識しすぎない
前腕から肘にかけてです。
ラケットスイング前に肘は高く上げるのが全てのサーブの共通ポイントのひとつですが、
フラットサーブの癖で
ラケットを振り上げる段階からプロネーション動作(前腕が内側に回る)が行われると
ラケットフレーム側からボールを当てきれず回転量が少ないスライスサーブになりがちです。
これは「ボールへの当たりが厚い」と言われるような表現をします。
当たりが厚くて回転量も維持するには相当なスイングスピードが必要になります。
・インパクト後のフォロースルーでは打球面を左に向ける(右利き)
これは賛否両論ですね。
僕は上手く打てるならこれでいいかと思います。
間違いなくスライスサーブの変化量は増えるからです。
通常、サーブのフォロースルーはプロネーション動作(前腕の回し)が行われるとラケット面が右側に向く形になります。
しかし、一つ前のコツでもお伝えしたとおり
プロネーション動作を早い段階でしてしまうと、当たりが厚くなりすぎてスライスサーブにならないのです。
なのでスライスサーブのフォロースルー時にラケット面を左に向ける意識をすると高回転のスライスサーブが打てるようになります。
コレで注意しなくてはならないのが、手首を柔らかく使えてるのが前提となります。
手首がガッチガチに硬いままだと上述したとおりラケットが走らないため威力のないスライスサーブになってしまいますので気をつけましょう!
以上です!
ご質問あればコメント・DM待ってます!
その人に合ったご返答をしますから悩み無用ですー!
それではまた次回!
投稿者プロフィール
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テニス未経験から2年間でテニスコーチになりました。
現在はテニスコーチ歴17年、年間レッスン開催数は1300回程度の現役テニスコーチです。
プロテニス協会認定テニスプロフェッショナル
GOSEN認定テニスラケットストリンガー