〔テニス〕スピンサーブの打ち方を覚えよう!

テニスをしてる男性の多くなら打ちたいと思ったことはあるんじゃないでしょうか?

「スピンサーブ」

コレを何気なくすっと打てる方は周りの人からこう思われます。

「うまっ、出来る人だわ!」

こうはなりたくないですヵ?

上級者だけの技術かと思い込んでる方がいるならば、

今回のレッスン(記事)を読んで認識を改めてもらえたら何よりです。

それではレッスン開始します!

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目次

スピンサーブの打ち方講座

スピンサーブのグリップ

・基本的にはコンチネンタルグリップでいい

スピンサーブも基本的にはコンチネンタルグリップで握っておけば間違いないです。

別記事でも触れていますが、スピンサーブもスライスサーブもフラットサーブも全てコンチネンタルグリップで打てるのでまずはこのグリップからはじめてみましょう。

・スピンサーブをより外側に弾ませたいならもっと薄いグリップで持つといい

ある程度スピンサーブのコツを得てきたら、このグリップにも挑戦してみてほしいです。

コンチネンタルグリップから更に薄いグリップと言うのは、

通の間ではバックハンドイースタングリップとか呼ばれています。

ようはフォアハンド側のグリップと反対方向に握った名称ですね。

コンチネンタルグリップからバックハンド方向に1‐2ミリ、もしくは2-3mmほどのところを持ちます。

このグリップで握ってラケットを振り上げると、

青空に向かってフレームから出すような形に自然となります。

むしろなかなか青空に向かってラケット面が向きにくいグリップです。

それがスピンサーブを外側に弾ませる秘訣でもあるのです。

スピンサーブを打つ時の足のスタンス

・フォアサイド側でも両足を1時と7時くらいの関係にする

フォアサイド側のサーブなので、左方向に打つわけですが、

スライスサーブやフラットサーブに比べて身体を閉じ気味(打球方向に対して正面を向かない)にします。

なので首は相当捻ってくださいね。

・バックサイド側は両足をベースライン対して平行にセットするくらいがいい。

いわゆる、3時と9時のところにセットするスタンスですね。

超クローズスタンスです。

フォアサイド側もバックサイド側もどうしてこんなに身体をクローズスタンス気味にしなくちゃならないかと言うと理由があります。

フラットサーブやスライスサーブは身体をしっかり回してボールを前方向に飛ばすようにしますが、

スピンサーブは身体をちょっとだけ回して、ボールを青空(↑)のほうに向かって腕を振り切るような意識が大事になってくるのです。

スタンスが正面よりだと、そのような弾道のボールを作りづらいのです。

スピンサーブを打つ時のボールのあげる位置(トスアップ)

・フォアサイド側で打つスピンサーブはボールを6時の方向にあげるイメージ

自分の身体が中心と考えたときに、ネットの方向が12時です。

6時の方向とはつまり、ネットとは反対方向になるので後方向にあげることになります。

今までは前方向、

もしくは右前方向にあげていたテニス愛好家のみなさんは負った曲げるでしょうが

この違和感になれてください!

スピン系のサーブはトスアップの位置がかなり重要です。

・バックサイド側で打つスピンサーブはボールを7時~8時くらいの方向に上げる

バックサイド側は後に加えて、

更に左方向にもボールをあげます。

ココがうまくいかないとスピン回転のサーブはなかなかむずかしいです。

注意したいのは左方向に上げれるけどネットの方向に上がっちゃうことです。

これはスピン回転系のボールは打てるのですが

若干スライス(左)回転のボールにもなってしまうのでバウンド後のボールが左に弾みます。

本当のスピンサーブはバウンド後に右方向に弾んでくれます。

これは右利きのレシーバーであれば、バックハンドの方向に高く逃げるように弾んでくれるので返球し難いです。

そのようなサーブをマスターするためにもボールのトスアップの精度を高めましょう!

・後頭部にスレスレで落ちるくらいのトスアップでいい

そしてボールをあげる方角がわかったらどのくらいの加減でトスアップするか大事になります。

あまりにも自分から離れたところにあげると大変です。

相当身体をそらさないとならなくなり、かなり反らしてる身体を元に戻して打つのは怪我の元にもなりかねません。

昔のスピンサーブは身体を相当反らさないと駄目という風潮だったらしいです。

しかし、今はインターネットの普及も貢献したりと

技術が明るみになってますので

昔ほど身体を反らさなくてもいいんだよー

って認識が広がっていますので

上級者じゃなくても練習次第で習得可能なショットだと

テニスインストラクターをしてる僕は断言します!

話を元に戻して、ボールは後頭部にスレスレの辺りに落ちてくるような意識であげましょう。

あげたボールに対してアゴと胸でしっかりと空を見上げるかのようなイメージでサーブの準備が出来ればなおよしです!

スピンサーブの弾道のイメージ

・山なりのイメージをしっかり持つ

他のサーブと同じような直線的な弾道のイメージはスピンサーブには不向きです。

一番の目的は高く弾ませつつ外側に追い出したいわけなので、

弾道は山なりをイメージして打ちましょう!

・ネットの高さの2倍から3倍くらいのところを通すイメージを持つ

このくらいの高さをとおせればバウンドはかなり弾みます。

これに加えてしっかりとスピンサーブの回転がかかっていればもっと弾みますので

何度もいいますがイメージを大切にしましょう。

スピンサーブのスイングの仕方

・スピンサーブは普段のサーブよりも低い打点で打つ

トップスピン回転のサーブを作るにはそもそも物理的に、

ボールにラケットを当てる際には下から上に向かう途中で当てないといけません。

高い位置にあるボール打ってしまうと、

そのままラケットスイングは下に向かって振ることになるのでスピンサーブには絶対になりません!

気をつけましょう!高い位置で打つのではなく低い位置です!!

・スピンサーブもラケットフレームからボールに向かって出すように意識する

回転系サーブ全般そうですが、

ラケットフレームからスイングしていくことがなによりも大事になります。

ラケットフレームから出す意識は一緒で、後はボールをどのような角度で当ててラケットにあっていくかが重要になってきます。

・肘をしっかり高く上げてそのまま空に向かって振るイメージをもつ

肘の位置が低いままだと、砲丸投げのような腕の使い方になってしまいます。

しっかり肘を高く上げ、

キープしつつ上に向かって振っていきましょう。

・バックサイド側では腕をベースラインに沿って振るイメージを持つ

スピンサーブの練習はスイングを覚えるまではバックサイド側がうってつけです。

ベースラインを一つの目印にしてそれと平行するように腕を振れるようにしましょう。

普段のサーブだと腕がネット方向に振るかと思いますが、

そうしたい気持ちをグッとこらえることが大事になります。

・腕を上に振りあげつつ腕全体をプロネーション(内側に回す)動作をする

スピンサーブではプロネーション動作のタイミングがとても大事になってきます。

ココが早すぎるとボールに厚くあたりすぎてしまう為、縦回転が弱くなってしまいます。

最終的にはプロネーションを180度くらいおこなうつもりでしますが、

前腕だけ(肘から手首にかけて)のプロネーション動作は身体の構造上、およそ ±90度くらいしか可動しません。

実際に試して見ましょう。

腕を前方に出して親指を立てて(ココの始まりが0度と考えます)みてください。

そのまま外回り内回りと回してもらえればわかるように、±90度ですね。

+90度から-90度まで動かすのであれば180度回ってる事になりますが、

スピンサーブ動作では前腕の角度は0度から始まるので90度しか回せません。

残りの90度は肘から肩にかけての部分を更に回して合計で180度を作ります。

この腕全体を内側に入れる動作のイメージは

水泳のクロール動作に似てるかもしれませんね。

水面に腕を入水させるときに親指から入ってるかと思いますがあの動きは腕全体をプロネーションさせてないと出来ない動きなので。

・インパクト前後で手首を柔らかく使う

手首が硬い状態でのプロネーションは、

ヘリコプターの羽のようなスイング軌道になりがちで回転がかからずフラットサーブになりがちです。

なので、手首を柔らかく使うタイミングも重要になってきます。

手首を柔らかく使い始めたすぐ後にプロネーションを入れてく ってイメージが大事かと思います。

この順番がしっかり出来ればヘリコプタースイングにはならず、縦軌道のスイングが出来るのでフラットサーブになることもすくないです。

最後に・・・

・矯正道具を使ってみる

手首の形が大事だと言うのは今までのお話してきたコツからご理解できたことでしょう!

しかし、「わかってはいるものの手首が思ったように動かない!」

なんてこともあるかと思います。

そこで、手首の角度を強制的に正しい動作に持っていく器具を紹介します。

この器具はリストバンド感覚でつけて、ラケットのシャフト部分にワイヤーのようなものを通します。

そうすることで手首に対して変な方向に動作しないようストップを掛けるので、

スイング軌道が矯正されてスピンサーブが上達していくといった道具になります。

どうしてもお悩みの方はこちらも考えればいいと思います。

今回のレッスンはここまでとします!

しっかり練習して覚えていきましょう!

それでは!!

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