片手打ちにしようか両手打ちにしようか完全に決めかねている方は
今この記事を読んでいるのかもしれませんね。
今の時代、20代以下のテニス経験者でシングル(片手打ち)バックハンドをしてるのを見かけるのが少なくなりました。
以前に比べて少なくなってきたと言われています。
テニススクール自体も初心者には両手打ちバックハンドストロークを指導していくところが多いようです。
そんな僕自身もスクール方針に則って両手打ちバックハンドストロークを教えてますが(笑)
今回の記事で
・片手打ちバックハンドのメリットがわかる
・両手打ちバックハンドとの違いがわかる
・自分のバックハンドの方向性がわかる(かも)
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目次
あなたは片手?両手?バックハンドの違いを教えます!!
僕が以前に調べたデータによりますと
プロ選手の約5人に1人しかシングル(片手打ち)バックハンドがいないようです。詳しくは↓
テニスのバックハンドストロークは片手打ち・両手打ちどれくらいいるの?~(男子世界ランク編)
をご覧ください。
皆さんは自分にしっくり合った方のバックハンドストロークをしてほしいと思います!
なぜ片手打ちバックハンドが減り両手打ちが増えたか?
そもそも、なんで片手打ちバックハンドの選手が減っていったのでしょうか?
色々な説がありますが、一番はテニス道具であるラケットの機能進化により、昔に比べるとラケットが軽くなったからと考えています。
ソレとコレがどう繋がるの?って思うでしょうが、次のことを考えて見ましょう!
・重たいラケットと軽いラケットならどっちのほうが早くラケットを振りやすいか。
答えは簡単ですよね!軽いほうが楽です。
しかし、昔はラケットが重たかった為にブンブン振ることはできません。
でもボールに圧力を与えつつ、飛距離を出す必要がありました。
そうなってくるとラケットスイングは今と違って後ろから前の動きが多くなります。
ラケット面を極力同じ向きに保った状態でスイングする、いわゆる「ボールを押し出す・運ぶ」ような打ち方ですね。
この動きは両手で行なうよりも片手のほうが長いスイング(押し出す・運ぶ)が出来るのでバックハンドは片手のほうが都合が良かったといえます。
そして、ラケットメーカーの開発競争でラケットが進化して
重量が軽くても変形し難い、しかもボールの反発もいい丈夫なラケットが出始めます。
先に書いたとおり、ラケットは軽いほうが早く振ることが出来るので
スイングは「押し出す・運ぶ」打ち方から→「身体に巻きつける」ようなスイングに変化していったと考えます。
結果、全体のショットのスピードも上がっていったわけです。
そんな感じで競技テニスの世界は道具の進化と共にストロークラリーも高速化していきました。
高速化していくテニスの中、選手達はシングル(片手打ち)バックハンドよりも両手で打つことによる「安定感」を優先したのでしょうか。
そうして遂に両手打ちバックハンドのスター選手が誕生して他のテニスプレーヤーに普及していって、テニスコーチとなった者は教え子に両手打ちを継承していく・・・
こんな感じが想像できます(笑)
でも時代は移り変わるものですから、またシングル(片手打ち)バックハンドによる時代がくると信じてます!
片手打ちバックハンドの特徴
次に片手打ちバックハンドの特徴をあげていきます!
・リーチが長い
両手の場合よりも片手のほうが遠いボールに届きます。
・似たようなフォームから多彩なショットが打てる
テークバックのフォームがスライスなのかスピンなのかドロップなのか判断しづらい為、有利に働きやすい
・低いボールが打ちやすい
両手の場合、低いボールは膝を曲げてしっかり腰を落とす必要がありますが、シングル(片手打ち)バックハンドは少しくらい横着しても大丈夫(笑)
・腰を痛めにくい
両手打ちは腰に負担がかかりやすいので腰痛もちの人はシングル(片手打ち)バックハンドがオススメです
・カッコいい(主観)
単純にカッコいいです(笑)
両手打ちバックハンドの特徴
次に両手打ちバックハンドの特徴です。
・近い打点でも打てる
体に近いボールが来ても比較的に力強く返球できます。
・スライスを打つときにバレ易い
テイクバックの仕方から、スライスで打つのかトップスピンで打つのかが相手に把握されやすい傾向があります。
しかし、それを差し引いてもパワーが入りやすいですね。
・強いボールにも打ち負けない
両手でラケットを支えている分、強いボールにも負けないです。
なので非力な方にはおすすめできる打ち方ですね。
・安定しやすい
両手でラケットを持っている分、余計に関節を動かせなくなります。
これがかえって初心者の人にとっては好都合だったりします。
まとめ
シングル(片手打ち)バックハンドの魅力は伝わったでしょうか?(笑)
よく、シングルバックハンドは力を出しづらいとか思われがちかもしれませんがそんなことはありません。
なので希望をもって取り組んでもらえたらと思います!!