初心者向け!ストローク上達!フォアハンドの基本をマスターしよう

テニスを始めたばかりでフォアハンドストロークが思うように打てなくて悩んでいませんか?

「ボールが安定しない」
「力を入れてもボールが飛ばない」
「ストロークが思い通りにコントロールできない」

という問題は、多くの初心者が抱える共通の悩みです。

フォアハンドストロークはテニスにおいて基本中の基本ですが、習得するにはいくつかのポイントを意識する必要があります。

この記事では、フォアハンドストロークを安定させ、試合で活用できるようになるための最初のステップを丁寧に解説します。

これを意識すれば、最初の一歩をスムーズに踏み出せますよ!

この記事でわかること

  • フォアハンドストロークとは
  • フォアハンドストロークの基本的な打ち方
  • ストロークを安定させるためのポイント
  • 初心者が犯しやすいミスとその解決方法
  • 力強いストロークを打つためのコツ
  • 練習の進め方と改善のためのフィードバック方法

この記事を読まないと、自己流のフォアハンドが身についてしまい、試合で不安定なストロークに悩まされ続けるかもしれません。

しっかり学んで効率よく上達しましょう!

この記事の著者
テニスコーチ歴約17年間、年間1200回以上のレッスンをしています。
大会優勝の経験を元にフォアハンドの技術を教えてきましたが、最も重要なのは「基礎の徹底」と「正しいフォームの習得」です。
指導経験を元に、フォアハンドストロークの解説をします!


目次

フォアハンドストロークとは

フォアハンド ストローク

フォアハンドストロークとは、テニスの中で最も基本的で重要なショットの一つです。

ラケットを利き手で握り、身体の横側にあるボールを前方に打ち出す動作で、多くのラリーや試合の中で頻繁に使われます。

特に初心者にとっては、最初に学ぶべき技術であり、試合の基盤となるショットでもあります。

この技術をしっかりと身につけることで、安定したボールコントロールを覚え、ゆくゆくは強力な攻撃力を持つことができるようになります。

フォアハンドストロークはテニスを習い始めたらすぐにその練習を始めるので、見た目がシンプルに見えますが、体の使い方や打点、スイングの軌道など、細かい要素がたくさん詰まっています。

そのため、初心者から中級者に向けては、基礎をしっかりと理解し、常に練習を重ねることが上達への道となります。


初心者向けのフォアハンドストロークの基本

フォアハンドストロークを正しく打つためには、まずグリップの握り方から始まります。

おすすめは「イースタングリップ」

この握り方は、初心者にとって力の入れやすく、かつ掌と同じような面の向きが作れるのでコントールの安定感があります。。

次に重要なのが、体の回転です。

上半身と下半身を連動させることで、自然なパワーが生まれ、腕だけで打つときのような疲れを軽減できます。

最後に、ラケットを振り切ること。

これができれば、ボールは自然と遠くへ飛び、パワフルなフォアハンドが打てるようになります。

具体的には、構えた状態からラケットを肩越しに持ち上げ、その後ボールに向かってスイングします。この動作の中で、腕をリラックスさせ、スムーズに体を回転させることが大事です。注意すべきは、力を入れすぎて手首を硬くしないこと。これがフォアハンドの成功のカギです。

フォアハンドストロークをもっと知る

フォアハンドストロークは、テニスの中で最も基本的でありながら重要なショットです。

知るべきことたくさんあって大変ですが、以下の項目に絞って最低限のポイントを解説します。

  • フォアハンドストロークの打ち方は?
  • フォアハンドストロークを安定させるには?
  • ストロークが安定しない原因は何ですか?
  • フォアハンドストロークで大事な事は?

基本的な打ち方と体の使い方をしっかり理解しましょう。特に初心者の方が意識すべきポイントは、リラックスしたフォーム、正確な足の動き、そして適切なタイミングです。これらを意識することで、安定したフォアハンドが打てるようになります。

フォアハンドストロークの打ち方は?

フォアハンドストロークの打ち方の基本形は、

まずは正しく構えて、
ラケットを後ろに引き、
ボールが来るタイミングでスイングして、
再び正しく構える、

という動作です。

これをスムーズに行うことで、ボールにしっかりと力を伝えることができ、相手コートに狙ったところへ打ち込むことができます。

具体的な動作の流れ

  1. 準備(構え): 体をリラックスさせ、ラケットを利き手で持ち、反対の手はラケットを軽く支えるように添える。。
  2. ラケットを引く: ボールが自分のコートに向かってくるタイミングで、利き腕を後ろに引き、ラケットを準備する。この時、肩と腰を少しひねり、パワーを蓄える。
  3. スイング開始: ボールが打点に近づいたら、腕を前に振り出し、ラケットでボールをしっかりととらえる。腕を前に振り出す際に、腰と肩のひねり戻しを行い、腕に余計な力が入りすぎないようにする。打点は体の前にし、ラケット面をしっかりと打ちたい方向に向ける。
  4. フォロースルー: 打球後、スイングを止めずに、自然にラケットを前方に振り抜き、フィニッシュの姿勢を保つ。
  5. 準備(構え):次の返球に備えて再び構える

この一連の動作を正しく行うことで、フォアハンドストロークのパワーと安定性を引き出すことができます。

安定させるにはスイングの一貫性とリズムが大事

フォアハンドストロークを安定させるためには、スイングの一貫性とボールのミートポイント(つまり打点)の安定が鍵となります。

初心者の方が最も悩むのは、「同じように振っているのに、毎回ボールが違う方向に飛ぶ」という問題です。

これを解決するには、体の使い方とリズムを意識することが大切です。

スイングの軌道を常に一定に保つことが安定感を生む最大の要因です。

安定させるコツは、フォアハンドストロークをリズム良く行うことです。

具体例として

  1. ラケットを引く
  2. 足を動かす
  3. ボールを打つ
  4. 1-2-3を同じテンポで繰り返し練習する

↑のリズムを体に覚えさせることで、ストロークの安定性が向上します。

この時に腕の力でスイングするのではなく、身体全体でラケットのスイング軌道を意識し、常に同じ動きでボールに対してスイングすることがポイントです。

このリズムをキープしつつ最適なタイミングでボールに当てれるようになると、安定したショットが打てます。

「焦らずに繰り返し練習することで、徐々に安定するから心配しないでね!」

フォアハンドストロークが安定しない原因はタイミングとポジショニング

フォアハンドストロークが安定しない原因は、「タイミング」と「ポジショニング」が合っていないことが考えられます。

このあたりの原因を深掘ると、原因の一つにボールとの距離感がつかめていないことがあげられます。

常に目でボールを追い、体がボールの位置に自然に反応するようになるまで、足の動きを意識しながら練習することが大切です。

また、ボールに対して適切な位置(ポジショニング)が取れていないと、無理な姿勢でスイングすることになり、結果的にショットが不安定になります。

多くの初心者は、ボールに近づきすぎて打点が狂った状態で打ってしまったり、逆に遠すぎてタイミングが遅かったりとしたミスが多いです。

これは、相手のボールスピードのタイミングの見極めや、スピンのバウンド軌道のイメージが出来てない場合が原因です。

解決策:「早めに動き出す意識」を持つこと。

ボールが自分の方に向かってきた瞬間から、体を準備することで、余裕を持った打点が作れます。

また「飛んできたボールの軌道からバウンドする位置を予測する」意識を持ちましょう。

この部分のイメージがついてくるとだいぶポジショニングがしやすくなります。

「テニスは慣れるまで失敗がつきもの!でも、その失敗こそが成功への道しるべです。焦らずに一つ一つステップアップしていきましょう!」

大事なことはリラックスすること

フォアハンドストロークで大事なことは、「リラックス」です。

多くの初心者は、ボールを強く打とうとして力を入れすぎてしまい、結果的にフォームが崩れ、正確なショットが打てなくなります。

逆に、リラックスして正しいフォームを意識することで、自然なパワーが生まれ、ボールをコントロールしやすくなります。

まず、打つ前に「肩をリラックスさせる」ことが大切です。

肩に力が入ると、スイングがスムーズにいかず、ボールの飛距離やスピンに影響が出ます。

また、ラケットを握る力も、強く握りすぎないようにしましょう。

握る力が強すぎると、手首が硬くなり、スイングのしなやかさが失われます。

注意点として、練習中に意識すべきは「体全体でボールを打つ感覚をつかむ」ことです。

腕だけで打つのではなく、足や体幹を使い、全身を使ってスイングすることで、より力強く安定したショットが打てます。

この感覚を身につけるためには、ゆっくりとしたスピードでスイングの動きを確認しながら、練習することをお勧めします。

最初はフォームを重視し、徐々にスピードを上げていくと、自然な力がスイングに伝わります。

体の動きとスイングが連動したときの感覚を大切にしてください。

「テニスラケットは軽い力で飛んでくれるからそんなに力まなくていいからね!」

初心者が犯しやすいフォアハンドストロークが失敗する共通点とその解決方法

フォアハンドストロークを習得する段階で、初心者がよく犯してしまうミスには共通点があります。

それは以下の3つになります。

  • ラケットの面が開きすぎる
  • スイングが小さくなる
  • 打点が遅れてる

これらのミスは、フォームやタイミング、力の入れ方が原因となり、ショットの精度や安定性に悪影響を及ぼします。

それを解決するための具体的な方法を紹介します。

これらを意識して改善していくことで、フォアハンドストロークの技術が確実に向上します。

ミス① ラケットの面が開きすぎる

初心者がフォアハンドストロークを打つ際、ラケットの面が上向きに開いてしまい、ボールが高く浮いてコートを外れてしまうことがあります。

この原因は、腕の使い方が不安定であったり、正しい打点を意識できていないことが多いです。

解決方法: 打点を前に置き、ラケット面が地面と垂直になるように意識しましょう。
スイング時にボールを押し出す感覚を持ち、腕の力ではなく、体全体を使って打つようにします。
最初はスローモーションでスイングを練習し、ラケット面がどの角度になるかを確認しながら繰り返すことが大切です。
シャドースイングでフォームを確認したり、コーチに見てもらってアドバイスを受けるのも効果的です。


ミス② スイングが小さくなる

初心者は力を入れてボールを打とうとするあまり、スイングが小さくなりがちです。

その結果、ボールが思うように飛ばず、力強さやコントロールが欠けてしまいます。

解決方法: 大きなスイングを心がけ、体全体を使ってフォアハンドストロークを行うことがポイントです。
ラケットをしっかりと後ろに引き、打った後も振り切ることで、ボールにしっかりと力が伝わります。
特に体幹と下半身を連動させ、足からスイングを始めるイメージを持つと、自然と大きなスイングになります。
初めはフォームを意識しながらゆっくりと練習し、徐々にスピードを上げていくとよいでしょう。


ミス③ 打点が遅れる&早すぎる

初心者は向かってくるボールがバウンドするタイミングに合わせるのが難しく、スイングを開始するのが遅すぎたり早すぎたりする傾向があります。その結果、スイングが乱れ、ボールが飛ばない、またはミスショットが増える原因になります。

解決方法: ボールのバウンドと自分のスイングのタイミングを合わせるために、「シャドースイング」や「壁打ち」練習を活用しましょう。
自分のペースでゆっくりとボールを観察し、バウンドの高さと打点の位置を把握することが大切です。
また、打点を体の前に固定し、打つ瞬間にボールを視線で追うことで、正しいタイミングがつかめます。
慣れてきたら、実際のコートで友人やコーチとボールを打ち合う練習を繰り返し行いましょう。


それでもまだフォアハンドストロークがうまくいかない時は一休みする

これだけ気を付けてもフォアハンドストロークがうまくいかない時は一旦休むことも重要です。

いろいろな部分に意識を向けて練習しすぎると分散しすぎて逆に効率が悪くなったりします。

人間が意識できるのは1つか2つくらいであり、3つ以上意識したら最初の1つ目は忘れてしまってるものです。

なので一旦リフレッシュで休みましょう。

そして、1つずつ意識して着実の身体が覚えてから次の意識に向けて練習することをおすすめします。

リラックスして、自分の体の感覚を信じてスイングを続けましょう!

「反復練習をして無意識で出来る事を増やしていこうね!」

フォアハンドストロークをさらに強化するための練習方法

フォアハンドストロークを習得した後、さらに強化したいと考える方に向けて、いくつか効果的な練習方法を紹介します。

この段階では、技術的な安定性だけでなく、パワーやコントロールを高めることが重要になってきます。

以下の練習を定期的に取り入れることで、フォアハンドストロークが強化され、試合でも有利に戦えるようになります。

  • フットワークを重視した練習法
  • パワーを強化する練習法
  • メンタル強化でストロークの安定感を向上

フットワークを重視した練習法

フォアハンドストロークの質を向上させるためには、正確なフットワークが不可欠です。

良いフットワークがなければ、最適な打点でボールを捉えることが難しくなり、スイングが不安定になります。

特に、左右に振られた際に素早く反応できるかどうかが、ラリーの持続や精度に直結します。

練習法:「シャドースイング」を取り入れる

シャドースイングはコートで実際にボールを打つことなく、フォアハンドストロークのスイングに集中しながら、フットワークに重点を置いて練習できます。

左右に動きながら、足の動きを素早く正確に行い、スイングのタイミングを合わせます。

これを繰り返すことで、試合中の予測や反応が良くなり、打ちやすいポジションでボールを捉えることができるようになります。

ポイントは、体全体をちゃんと使う事と、適当に走らないで全力で取り組む姿勢が大事です。

フットワークが安定すると、自然とショットの安定感も増していきます。


パワーを強化する練習法

パワーのあるフォアハンドストロークは、相手にプレッシャーをかけるための有効な武器です。

ただし、パワーを求めるあまりフォームが崩れると、ショットの精度が落ちてしまうため、正しいフォームでのパワー強化が重要です。

練習法:「パワードリル」が効果的

普段の球出しのテンポを早めてもらうけど、ラケットをしっかりと振り切る練習を繰り返すことで、体全体の力を効率的にボールに伝えられるようになります。

この際、手や腕だけでなく、体幹や脚の力を使うことがポイントです。

特にインパクトの瞬間に、体重移動を意識してボールに力を伝えることが大切です。

また、「重いボール」を使った練習も有効です。

通常のボールよりも重いボールを打つことで、パワーが自然に強化され、ラケットを振る力がアップします。

「重いボール」の一つにノンプレッシャーボールというのがあります。

ノンプレッシャーボールは空気圧ではなく、ゴム圧な為、通常のプレッシャーボールより重めに作られているので打感が固く、重く感じると思います。

このトレーニングを続けることで、通常のボールに戻った際、よりスムーズで力強いショットが打てるようになるでしょう。


メンタル強化をする練習法

フォアハンドストロークを安定させるには技術だけでなく、メンタル面も大事になってきます。

特に試合中、緊張や焦りがあると、普段はできているショットが突然不安定になることがあります。メンタルを強化することで、ストロークの安定感が向上して試合のプレッシャーにも耐えられる安定したプレーが可能になります。

練習法:「イメージトレーニング」が効果的

試合中のシチュエーションを頭の中で思い描き、自分が理想とするフォアハンドストロークを打つ場面を繰り返し想像します。

出来る事なら、実際の組み立てをイメージして、何球目のラリーでその場面にもっていくかまで想像できると更に良しです。

これにより、実際の試合でも落ち着いてプレーでき、パフォーマンスを最大限に発揮できるようになります。


初心者向け!フォアハンドストローク:まとめ

今回の記事では、フォアハンドストロークに関する基本的なポイントと初心者がよく直面する問題を中心に解説しました。

以下に内容をまとめます。

  • しっかりとしたフォームと体の使い方が重要。
  • ラケットの面が開きすぎたり、スイングが小さくなることに注意が必要。
  • 腕だけでなく体全体を使ってスイングすることがコツ。
  • 小さなステップから始め、タイミングやフォームを改善することで安定したショットが打てるようになる。
  • フォアハンドストロークは繰り返し練習することで、安定したプレーが可能になる。

これらのポイントを意識して、フォアハンドストロークを練習していきましょう!

しっかりとした基礎が身につけば、試合での自信にもつながります!