速い球のフォアハンドを打つための基本テクニックと打たれた時の対処法

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フォアハンドで速い球を打ちたい!

頑張ってスイングしてる割にスピードが出ない!

なんてこともありますよね。

実は、速い球を打つにはテクニックが必要です。ただ力任せに打つだけでは、速くて安定したフォアハンドは打てません。

そんな悩みを解決するために、今回は「速い球のフォアハンドを打つための基本テクニックと」を分かりやすくお伝えします。

ついでに「打たれた場合の対処法」も後半に解説します!

この記事でわかること

  • 速い球のフォアハンドを打つための基本テクニックがわかる
  • 速い球を打たれた時の対処法がわかる

著者
現役テニスコーチ。
プレースタイルはどちらかというと速い球をベースとした展開が好きです。

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目次

速い球のフォアハンドを打つための基本テクニック

速い球のフォアハンドを打つための基本テクニック見出し写真

速いフォアハンドを打つためには、いくつかのポイントがあります。

単に力を入れるだけでは速い球は打てません。

  1. 一般的にはスピンをかけすぎるとスピードが落ちる
  2. 速い球はフラットよりもドライブくらいで意識する
  3. オープンスタンスよりもスクエアスタンスで打つ
  4. 肩をしっかり入れる
  5. インパクトの瞬間に力を込める意識をする
  6. フォロースルーは身体に巻き付けるくらい振り切る

一般的にはスピンをかけすぎるとスピードは落ちる

フォアハンドで速い球を打つ際のスピンのかけ方は非常に重要です。

一般的に、スピンをかけすぎるとボールのスピードが落ちる傾向があります。

これは、スピンをかける際にラケットの角度を調整し、ボールを擦り上げる動作が増えることで、エネルギーがボールの前進力から回転に分散されるためです。

スピンそのものはボールの安定性を高め、コートに収めやすくする利点がありますが、速い球を打ちたい場面では、スピンをかけすぎないバランスが必要です。

たとえば、強烈なトップスピンをかけようとすると、ボールに十分な前進速度を与えるのが難しくなり、結果としてボールの勢いが落ちてしまいます。

速い球はフラットよりもドライブくらいで意識する

ドライブというのはいわば「スピンとフラットの中間くらい」だと思ってください。

速い球を打つ際には、完全にフラットなショットを目指すよりも、少しドライブをかけた方がコントロールしやすくなります。

フラットショットは力強い球を打つことができる一方で、ミスが出やすく、特に速い球を打つ時はリスクが高まります。

ドライブショットなら、速い球を打ちながらもボールに少しスピンをかけることで、安定性を保ちつつ、コートにしっかり収めることができます。

具体的には、ドライブをかけるためには、ラケットを少し下から上にスイングし、ボールに前進力と回転を同時に与えることを意識します。こうすることで、ボールが空中で伸びるような軌道を描きつつ、速さを保ちながら、しっかりコートに収まる打球が打てます。

完全にフラットなショットだと、ミスヒットやアウトのリスクが高まるため、試合中の安定性に欠けることが多いです。

注意点としては、ドライブをかける際にスピンをかけすぎると、前述したようにボールのスピードが落ちてしまうため、あくまで「軽めのドライブ」を意識することが大切です。

速い球を打つ時は、フラットショットとスピンショットの間のバランスを取るイメージで打つと、スピードと安定性の両方を得ることができます。

オープンスタンスよりもスクエアスタンスで打つ

速い球を打つ時には、オープンスタンスよりもスクエアスタンスを意識することで、より安定したショットが打てるようになります。

オープンスタンスは横の移動に対して、特に防御的な状況で役立ちますが、速い球を打つ際には前後移動が出来るスクエアスタンスの方が体全体の力を効率よくボールに伝えられます。

速い球を打つには、強い打球を安定させる必要があり、スクエアスタンスだと軸がぶれにくく、コントロールもしやすくなります。

オープンスタンスだと、体のバランスが崩れやすく、特に初心者のうちは速い球に対する正確さが失われがちです。

肩をしっかり入れる

速い球を打つためには、肩をしっかりと入れてスイングすることが非常に重要です。

肩の動きはフォアハンドのパワーの源の一つであり、上半身全体の回転を効率よく使ってボールに力を伝えることができます。

肩を入れずに腕だけでスイングすると、パワーが分散されてしまい、ボールのスピードが十分に出ません。

肩をしっかり入れるためには、テイクバックの時にラケットを引くと同時に、後ろ側の肩をしっかりと引き込み、体を横向きに構えることがポイントです。

そしてスイングする際に、肩を中心に体全体を回転させることで、ボールに強いパワーを加えられます。

この体の回転をしっかりと活かすことで、速い球を打つための基礎が整います。

具体的には、テイクバックの際に、後ろの肩(右利きの場合は右肩)をネットに対して直角にするイメージで引き、インパクトの瞬間に肩が自然に前に出てくる感覚を大事にします。

こうすることで、体全体の力をボールに伝えることができ、速いショットが打ちやすくなります。

肩を入れずに打つと、どうしても腕だけに頼ったスイングになりがちで、パワー不足に陥ることが多いです。

注意点は、肩を入れすぎて体が硬直しないようにすることです。

肩を入れる動作はあくまで自然な流れの中で行うべきで、力を入れすぎてスムーズなスイングができなくならないようにしましょう。

また、肩を入れる際には腰の回転も連動させ、体全体をしっかりと使う意識を持つことが重要です。

インパクトの瞬間に力を込める意識をする

速い球を打つためには、スイング全体に力を込めるのではなく、インパクトの瞬間に力を集中させることが大切です。

ボールに力を効果的に伝えるためには、スイングの最後の瞬間にパワーを爆発的に加えることで、速い球を打つことが可能になります。

スイング中ずっと力を入れてしまうと、腕が硬直してスムーズな動きができず、むしろパワーが落ちることがあります。

インパクトの瞬間に力を込めるためには、ラケットを振り下ろすときにリラックスし、ボールに接触する瞬間にだけ全力で押し込むような感覚を意識します。

こうすることで、ボールに強いスピードが加わり、より速い球を打つことができるのです。

これは、「パワーの集中」とも言えるテクニックで、効率的に力を使いながら強いショットを生み出すために重要なポイントです。

たとえば、スイング全体で力を込めると、腕や肩が早い段階で疲れてしまい、ラケットヘッドがボールに当たるときにスピードが落ちてしまうことがあります。

逆に、インパクトの瞬間に力を集中させれば、最小限のエネルギーで最大限のスピードを得ることができます。

注意点としては、スイングのリズムを崩さないようにすること。力を込めすぎると、フォームが乱れてしまい、コントロールを失うことがあります。

自然なスイングを維持しながら、インパクトの瞬間にだけ力を集める感覚を養うことがポイントです。

フォロースルーは身体に巻き付けるくらい振り切る

速い球を打つためには、フォロースルーをしっかりと振り切ることが重要です。

特に、フォロースルーを身体に巻き付けるように意識することで、スイングの最後まで力を伝え続け、ボールに十分なスピードを与えられます。

フォロースルーが中途半端だと、せっかくのスイングのエネルギーが途中で失われ、ボールのスピードや精度に影響が出ることがあります。

フォロースルーを身体に巻き付けるとは、ラケットがインパクトの後に体全体を回転させるように自然に振り切れている状態を指します。

腕をしっかり伸ばして、ラケットが体の反対側までスムーズに振り抜けるようにすることで、ボールに対して最大のパワーが伝わります。

特に速い球を打つときは、このフォロースルーをしっかり行うことで、ボールにスピードと回転が乗り、コート内にしっかり収めることができます。

例えば、フォアハンドのスイングを途中で止めてしまうと、ボールの飛距離やスピードが不十分になり、相手にとって返しやすい球になってしまいます。

逆に、ラケットが体に巻き付くくらいまでしっかりと振り切ることで、ボールに強力なエネルギーが加わり、速いショットが生まれます。

注意点は、フォロースルーを無理に大きくしすぎないことです。

力任せに振り回すのではなく、自然な流れで身体全体の動きに沿ってフォロースルーを行うことが大事です。

ラケットをスムーズに振り抜くことで、速さだけでなくコントロールも保つことができます。

相手の速い球のフォアハンドの守り方

相手の速い球のフォアハンドの守り方見出し写真

フォアハンドで速い球を打つ技術が身についたら、今度は相手の速い球に対処する方法も覚えておくことが重要です。

速い球に対して慌てず、的確に返球できるようになることで、守りから一気に攻撃に転じるチャンスも生まれます。

ここでは、速い球を守るための基本的なコツを紹介します。

テイクバックをコンパクトにする

速い球に対処するためには、テイクバック(スイングを始めるための準備動作)をコンパクトにすることが重要です。

相手の速い球に対して大きくテイクバックを取ってしまうと、タイミングが合わずに打ち遅れたり、スイングが安定しなくなります。

コンパクトなテイクバックを心がけることで、スムーズかつ正確にボールに対応できるようになります。

スライスでブロックして守る

スライスショットは、速いボールに対する守備的な武器として非常に効果的。

たとえば、相手が強烈なフォアハンドを打ってきたときは、スイングせずにスライスでブロック出来るといいです。

勢いがない分、相手の次のショットを難しくすることができます。

スライスを使ったブロックのポイントは以下の通りです。

  1. 相手のショットを読む: スライスでブロックするには、相手のショットをしっかりと読んでタイミングよくスイングすることが重要です。相手が速い球を打ってきたときには、スライスを用いることで、ボールのスピードを和らげつつ、自分のショットに活かすことができます。
  2. ラケットの角度を調整する: スライスを打つときは、ラケットのフェイスをやや上向きに保ち、ボールに軽く当てるようにします。この角度を意識することで、ボールにスライスをかけることができ、相手にとって返しづらいボールを作ることができます。
  3. フォロースルーを短くする: スライスの場合、フォロースルーはあまり大きくしない方が良いです。コンパクトなフォロースルーを意識することで、速いボールに対しても即座に次の動作に移れるようになります。

センターに返球する意識をもつ

センターからの攻撃は角度を付けずらく、相手側もサイドを狙うにはリスクを負わなければなりません。

うかつにこちら側がサイドに返球してしまうと角度のついた速い球で狙われる場合もあるのでまずはセンターに返球して、相手の様子を伺うといいです。

この際に出来るだけ高い打点で打たせずに低い打点で打たすことが出来ればもっと良いです。

速い球のフォアハンドを打つための基本テクニックと打たれた時の対処法:まとめ

速い球のフォアハンドを打つための基本テクニックと打たれた時の対処法:まとめ見出し写真

  1. 一般的にはスピンをかけすぎるとスピードが落ちる
  2. 速い球はフラットよりもドライブくらいで意識する
  3. オープンスタンスよりもスクエアスタンスで打つ
  4. 肩をしっかり入れる
  5. インパクトの瞬間に力を込める意識をする
  6. フォロースルーは身体に巻き付けるくらい振り切る
  7. テイクバックをコンパクトにする(守備)
  8. スライスでブロックする(守備)
  9. センターに返球する意識をもつ(守備)

です!

速い球は使えると爽快なショットです!

しかしながら、自分の次の準備する時間を削ってしまう事にも繋がるので使いどころを見極めましょう!

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