「フォアハンドがなかなか上手くいかない…!」そんな悩みをよく聞きます。
テニスを始めて間もない頃は、どうしても打ち方が不安定になりがちですよね。
特にフォアハンドは片手打ち主流で、両手打ちに比べると自由に動かせる部分が多い為、ラケットコントロールが難しく「どうしてもボールが狙ったところに飛ばない」「ミスが続いてラリーが続かない」という声が多いです。
でも、安心してください!誰でも最初は同じような悩みを持っていますし、その原因を知って正しいフォームを身につければ、確実に上達します。
今回の記事では、初心者の皆さんがよくやりがちなフォアハンドのミス3つと、その解決策を詳しくお伝えします。
この記事を読んで練習に取り入れれば、次第にフォアハンドが安定して、スムーズなラリーができるようになると思います。
「あ、うまく打てた!」という瞬間が増え、テニスがもっと楽しくなるはずです。
反対に、この記事を読まずに練習していると、ミスを繰り返して自己流のクセがついてしまい、上達が遅れるかもしれません。
テニスコーチ歴17年、年間1200回のレッスンの現役コーチ。私も過去にフォアハンドで苦労した時期がありましたが、正しいフォームとタイミングを習得することで大きく改善できました。で、多くの生徒さんと同じ課題に向き合い、一緒に乗り越えてきました。生徒一人一人に寄り添って、細かいアドバイスをしながらサポートしていますので、この記事のアドバイスもきっと役に立つと思いますよ!
目次
初心者がよく犯すフォアハンドのミス3選とその改善策
フォアハンドでよく見られるミスは、大きく3つあります。
それは、
「フォームが崩れる」
「タイミングが合わない」
「スイングが力みすぎる」という問題です。
この3つをしっかり理解して練習に取り入れれば、フォアハンドは確実に上達します。それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. フォームが崩れてしまう
最初の大きなミスは「フォームが崩れる」こと。
初心者はどうしても腕だけでボールを打とうとしがちです。
その結果、打球が安定せず、コントロールも難しくなります。
実はフォアハンドは腕だけじゃなくて、体全体で打つことが大事なんですよ!
コツ:体全体を使ってスイングしよう!
フォームを崩さないためには、腕のスイングだけに頼らずに腰や肩の回転を使って打つことがポイント。
腕だけでなく、体全体の動きでボールに力を伝えると、安定感が増します。
具体例:
例えばラケットを振る前に腰を一度しっかりひねってみてください。
ひねり戻しの動作でスイングをしていきます。
この「上半身のねじり」の感覚をつかむと、ボールをスムーズに打ちやすくなります。
試合中でも、この体全体を使う感覚を忘れずに持ち続けてくださいね!
練習方法としては、軽く腰を左右に動かして、スイング中も体の回転を意識しながら打つことを続けてみましょう。
2. タイミングが合わない
次のミスは「タイミングが合わない」こと。
ボールを打つべき「打点」までまだ来てないのに打ち急いだり、逆に待ちすぎて振り遅れたりして打つタイミングを逃してしまったりしてしまいます。
フォアハンドをうまく打つには、ボールをよく見ることが重要です。
コツ:ボールのバウンドの動きをしっかり見て、焦らない!
タイミングをつかむためには、ボールを最後までしっかり見ることが大切。
焦って早くスイングしようとするとミスになりやすいので、リラックスしてボールが自分の打ちやすい位置に来るのを待ってみましょう。
たとえば、練習ではラリーをする時に、相手が打ったボールがどこでバウンドして、どう動くのかをじっくり観察してみましょう。
早くスイングしなくても、ボールを最後まで見ることで、自然と打つタイミングがわかってきます。
3. スイングが力みすぎる
3つ目のミスは「スイングが力みすぎる」ことです。
フォアハンドを強く打とうとするあまり、肩や腕に力が入りすぎてスイングがスムーズにできなくなってしまうことが多いです。
コツ:リラックスしてスイングしよう!
スイングを力んでしまうと、フォームが固くなり、スムーズにボールを打つことができません。
ここで大事なのは「リラックスしてスイングする」こと。
具体例としては、ボールを打った直後にグリップの力を抜くです。
もしもプレー中に「力が入りすぎているな」と感じたら、一度ラケットを軽く握り直して、肩の力を抜いて深呼吸してみてください。
リラックスしてスイングすると、意外にも少ない力でボールが飛んでいくことに気づくはずです。
現代のラケットは少ない力で飛ばせますから!
練習中も、まず軽くラケットを振るところから始めて、「これぐらいの力で十分なんだ」と感じるまで何度も試してみてね。
初心者がよく犯すフォアハンドのミス3選とその改善策:まとめ
- フォームが崩れないためには、体全体を使ったスイングを心がけること。
- タイミングを合わせるには、ボールの動きを最後までよく見ることが大切。
- 力みすぎず、リラックスしてスイングすることで自然な力がボールに伝わる。
- ミスを繰り返しても大丈夫!少しずつ改善していけば確実に上達する。
- 一つ一つのステップをしっかり踏んで、楽しく練習を続けよう!
初心者がフォアハンドでミスをするのは、誰にでも訪れる試練です!
今回紹介した3つのミスとその解決策を取り入れれば、確実にフォアハンドが上達すると思います!
少しずつでも、できることを増やしていこう!
さらにバックハンドやサーブの改善も取り入れることで、総合的にテニスが上手くなっていくから、焦らずに進めていってください。
失敗を恐れず、テニスをもっと楽しんで!
投稿者プロフィール
-
テニス未経験から2年間でテニスコーチになりました。
現在はテニスコーチ歴17年、年間レッスン開催数は1300回程度の現役テニスコーチです。
プロテニス協会認定テニスプロフェッショナル
GOSEN認定テニスラケットストリンガー