男子テニスでBIG3を超える次世代選手は?

男子テニス界は、10年以上の間

・ラフェル・ナダル(スペイン)

・ノバク・ジョコビッチ(セルビア)

・ロジャーフェデラー(スイス)

の3選手が歴史に残るであろう記録、グランドスラムのタイトルをほぼ独占してきました。

彼らは「BIG3(ビッグ3)」と呼ばれています。

BIG3の時代はいつまで続くのか、興味がありませんか?

そして今回の記事では、ビッグ3の過去からの経歴、

更にはBIG3に続く次の世代の選手は誰になるのかを紹介します

目次

テニスBIG3達の偉業

1973年に男子プロテニス協会(ATP)のランキングシステムが導入されました。

これまでに26人の男子選手が1位の座に就いてきています。

世界には、たくさんのプロテニスプレーヤーがいますよね。

男子の世界ランキングがついている選手の数だけでも約2000人という人数です。

その中でランキング1位になることは、容易ではないと、数字を見ただけでもわかりますよね。

ここでは、BIG3と呼ばれる3人の選手達がいかに偉業をなしているかを解説します。

BIG3の経歴

ナダル・ジョコビッチ・フェデラー3選手の経歴を見ていきます。

こちらの表で示しています。

ナダル ジョコビッチ フェデラー
生年月日 1986年6月3日 36歳 1987年5月22日 35歳 1981年8月8日 41歳
ツアー経歴
デビュー年 2001年 2003年 1998年
ツアー通算 103勝 89勝 111勝
シングルス 92勝 88勝 103勝
ダブルス 11勝 1勝 8勝
生涯獲得賞金 131.338.131アメリカドル 156.136.601アメリカドル 130.594.339アメリカドル
4大大会優勝回数 22回 21回 20回
 シングルス 全豪 優勝 2回 9回 6回
 シングルス 全仏 優勝 14回 2回 1回
 シングルス 全英 優勝 2回 7回 8回
 シングルス 全米 優勝 4回 3回 5回
キャリア 自己最高ランキング 自己最高ランキング 自己最高ランキング
初一位獲得日 シングルス1位 2008年8/18 シングルス1位 2011年7/4 シングルス1位 2004年2/2
トップ10連続在位 世界ランキング1位通算 世界ランキング1位最長
歴代最長記録 866週 歴代1位の373週 連続記録237週
オリンピックメダル 北京(2008年) 北京(2008年) 北京(2008年)
男子シングルス   金 男子シングルス   銅 男子ダブルス   金
リオデジャネイロ(2016年) ロンドン(2012年) 銀
男子ダブルス   金 男子シングルス   銀

出典:Wikipediaより                         2022年8月24日 現在

4大大会(グランドスラム)優勝回数20回以上の記録は保持者は、3選手のみです。

これだけの記録を見ただけでも、ビッグ3と注目されているのがわかりますね。

テニスの世界ランキングとは

ATP(Association of Tennis Professionals)男子プロテニス協会のランキング

ATPランキングで1位になった時に、一般的に「世界ランク1位」と言われています。

では、ATPランキングとはどのようなものか?という事を解説します。

ATPランキングとはどのようなもの?

ATPランキングとは、過去52週間に出場した大会のうち、ポイントが高く成績の良かった上位18大会のポイント合計でランキングを決定しています。

53週前のポイントは消滅しまうので、ポイントを維持したり、更に獲得して順位をあげるには消滅したポイントより高いポイントを獲得する必要があります。

出場したら必ずポイントが付く大会がある

18大会のうちカウントされる大会があります。

1つ目はグランドスラム4大大会 全豪・全仏・全英・全米です。

もう一つはマスターズ1000の大会です。

この二つの大会の本戦に出場した場合は、必ずポイントとしてカウントされます。

ランキング上位の選手は出場義務のある大会がある

前年シーズン終了の時点で、ランキングがトップ30の選手は必ず出場しなければならない義務のある大会があります。

1つ目はグランドスラム4大大会

2つ目はマスターズ1000の9大会のうちモンテカルロを除く8大会。

ATPWorisd Tour500という大会のうちの4大会、その内1大会はUSオープン後の大会に出場する必要があります。

これらの大会に出場しなければ、自動的に0ポイントが計上されてしまいます。

ポイントは大会のランク毎に分かれている

獲得できるポイントは、大会のランク毎に決まっています。

・出場が最も難しいとされるグランドスラムの大会での優勝は2000ポイントです。

・9大大会であるマスターズ1000で優勝で1000ポイントです。

・ワールドツアー500での優勝は500ポイントです。

・ワールドツアーファイナルの優勝は1500ポイントが与えられます。

優勝でなくても、各大会ごとの勝ち進んだ結果でポイントが支給されます。

ATPのツアーファイナルの出場者8選手は、19番目の大会のポイントがもらえる特別ボーナスがあります。

ポイントを獲得するのは、たくさんの試合に出場し尚且つ、上位でないとトップ10にも入れない。

厳しいランキングですよね。

ランキングで見ても BIG3の3選手は、1位を獲得していますし、
連続して維持している点でも、本当に偉業であると言えます。

BIG3の次世代の選手はいるの?

ここでは、BIG3を取り上げてきましたが、実はBIG4と言われているもう一人の選手がいます。

それはアンディ・マリー選手です。

しかしこの選手も年齢はジョコビッチと同じ35歳。

この先の若い20代や10代の注目の選手は誰なのかを見ていきます。

自己最高世界ランキングから注目

自己最高ランキングから7選手を注目しました。

  • マッテオ・ベレッテーニ(イタリア)26歳  自己最高世界ランク6位
  • アンドレイ・ルブレフ(ロシア)  24歳     自己最高世界ランク5位
  • カルロス・アルカラス(スペイン)   19歳         自己最高世界ランク4位
  • ステファノス・チチパス(ギリシャ) 24歳       自己最高世界ランク3位
  • ドミニク・ティーエム(オーストリア)28歳      自己最高世界ランク3位
  • アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 25歳   自己最高世界ランク2位
  • ダニール・メドベージェフ(ロシア)26歳     自己最高世界ランク1位

この7名が有力となるのですが、世界ランク1位のメドベージェフは、グランドスラム優勝回数1回のみです。

世界ランク2位のズベレフはグランドスラムの優勝はまだないのですが、2021年東京オリンピックの金メダリストです。

BIG3から見た次世代選手への期待は?

2019年11月9日 BIG3が著しく台頭してきている次世代の選手を称賛していました。

それが、ズベレフ・メドベージェフ・チチパス・ティーエムです。

メドベージェフは、マスターズ1000で二つのタイトルを手にしたほか、全米オープンテニスでも決勝まで勝ち進み次世代選手の先頭を走っている。

また、ズベレフはBIG3の3人が今最もテニス界の頂点にいるのがふさわしいと、認めており、ビッグトーナメントで優勝しているからだと語っていました。

これからの若い選手たちが、どうなっていくのかをBIG3は興味を持っているようです。

BIG3を超えるにはグランドスラムでの常勝

73回のグランドスラムのうちBIG3の3人で優勝は60回以上。次世代の選手も優勝を果たしているものの、ビッグ3が示してきたような「常勝」ができていないのです。

BIG3の他にも30代のテニスプレーヤーもたくさんいます。

次世代のBIG3に名乗りを上げるのは誰になるのか?

グランドスラムの常勝には、BIG3に勝利することが鍵となってきます。

今後の期待が高まりますね。

投稿者プロフィール

テニスの基本.com
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テニス未経験から2年間でテニスコーチになりました。
現在はテニスコーチ歴17年、年間レッスン開催数は1300回程度の現役テニスコーチです。
プロテニス協会認定テニスプロフェッショナル
GOSEN認定テニスラケットストリンガー

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