テニスのスライスは相手にどう影響するでしょう!?
スライスを使った場合に相手は「スライスに対してある反応」をします。
それがなにか。。
今回のスライス記事ではそういったことをお伝えしていきたいと思います。
この記事を読めば
・対峙した相手がスライスに対してどう対応するかが理論でわかります。
・自分の戦術にスライス絡めたパターンが作れるようになります。
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目次
テニスのスライスは相手にどう影響するだろうか!?
・スライスはバウンド後にあまり弾まない
バウンドした後に深く滑る上に弾みません
=相手に高い打点で打たせない
ネットよりも高い打点で打たれるボールほど攻撃的です。
スライスショットを使って相手の腰よりも低い位置でボールを打たせることが出来れば、相手はラケットを上に振り上げる必要があるので攻撃的なボールにはなりにくいです。
・スライスはバウンド後に滑る
バウンド後に深く滑ります。
これはスライスの軌道が低く、ネットすれすれを通るような球筋だとなりやすいです。
=相手の振り遅れや打点のタイミングを狂わせる
バウンド後に滑るショットと言うのは打つ側からしたら地味に厄介です。
どのくらい滑ってくるか判断がしづらく、結構気を使います。
滑ってきた場合、普段のバウンドよりもボールにスピードがある分 相手の振り遅れを誘うことも可能です。
・スライスはバウンド後に伸びてこない
今度は逆に滑ってこないパターンもあります。
これに関してはスライスの軌道がやや高いとなりやすいですね。
強烈なバックスピンを伴ったボールはバウンド時に回転方向に向かおうとしますので。
=相手の打ち急ぎを誘う・打点のタイミングを狂わせる
つまり、タイミングが狂うので相手は打ち急いだりします。
バウンド後に伸びてこない(滑ってこない)スライスは、滑ってくると思って身構えていた相手の打ち気をはずさせることが出来るので体勢を崩させる事が出来ます。
バウンド後に普段と違う弾み方をするということは相手のストロークのタイミングをこちらの主導で変化させてるので単純なミスを誘発させれます。
・スライスは滞空時間が長い
逆回転で飛んでいくスライスはスピードが遅い割りになかなか下に落ちず、滞空時間が長くなります。
ボールの下に下にと向かってくる空気を押し込んでいくので空気抵抗が強くなります。
=相手からの次の攻撃に備える時間が出来る
フラットやスピンに比べるとスライスショットは、
相手が返球するまでに若干の時間が生まれます。
滞空時間が長いと、相手が打ってくるまでの時間が稼げるので
しっかりポジションについて相手の攻撃に備えることができますね。
=相手攻撃のボールの威力を落とせる
スピードのないボールというのは自分から力を加えるのがなかなか難しく、
その結果、相手からのハードヒットを防げる場合があります。
勢いのあるボールが来たほうがその力を利用して更に力強いボールが打てるのですが、
スライスはそういった狙いを防げるのでディフェンスとして非常に優秀なのです。
飛び交うボールの中で自分の時間を確保しつつ、相手の時間を奪う事が出来ればポイントに繋げやすいですね!
スライスの場合は相手にパワーの利用をさせないので、
力強く返球する場合はリスクをあげて打たざる得ないのです。
まとめ
以上でお伝えした影響を最適なシチュエーションでチョイスして使えるようになるといいと思います。
ただなんとなくスライスを使うのではなく、相手をどうさせたいか しっかりと目的をはっきりさせて打ちたいところです。
この目的どおりにポイントが取れたときの快感といいますか、気持ちよさはテニスならではの醍醐味だと思います!!