過去の歴代の男子テニス選手世界ランク1位を時系列にまとめました。

現在から過去までの(その時代)のテニス界のトップに立っていたスター選手を時系列でまとめてみることにしました。

テニスATPランキングは1973年に制度化されたようなので記録はここからになります。

テニス最高峰の大会『グランドスラム大会』は1968年以降にオープン化されました。

時系列順になっているので、男子プロテニス界の流れが把握しやすいと思います。

今回はその時代の世界ランク1位だけをフォーカスしていますがその当時の時代を共に戦ったであろう名選手達もまた別記事でまとめたいと思います。

《関連記事》

男子テニスのプレースタイルの変化を歴代王者から現在まで辿ってみた

男子プロテニスの歴代グランドスラム優勝回数ランキング

女子テニスの歴代世界ランク1位の選手を1970年代からまとめました。

世界ランク上位のテニス選手の平均身長はどのくらい?データでわかる事実!!



目次

過去の歴代の男子テニス選手世界ランク1位を時系列にまとめました。

テニスの歴史を学ぶと全体的な流れが把握できて、次に活躍してきそうな選手もわかってくるかもしれませんね!

さらなるテニスの歴史を知りたい方は以下の書籍

テニスの文化史 はこちらから

1970年代 前半

イリー・ナスターゼ(ルーマニア)


出典 https://www.click.ro

1973/8/23~1974/6/02 40週連続1位。

グランドスラム優勝回数シングルス2回・ダブルス3回。

ルーマニア人選手で初のグランドスラム優勝者。

ルーマニア・ブカレスト出身で個性的な性格であるところから「ブカレストの道化師」と呼ばれたりしました。

2017年、ルーマニアの代表監督でしたが、選手時代からコートマナーが悪いことで有名であり、それが災いしたのかイギリス代表選手に暴言を吐いたことで問題となってしまいました。

ジョン・ニューカム(オーストラリア)


出典 ウィキペディア

1974/06/03~1974/07/28 8連続1位

グランドスラム優勝回数シングルス7回・ダブルス17回

オーストラリアの黄金期を築いた選手の1人。

ダブルスの名手であり、ダブルスであれば全てのグランドスラム大会を制覇している。

17歳を過ぎた頃、当時のオーストラリア代表監督ハリーホップマンに認められ代表選手入りに。

成績でもわかるようにダブルスも優れていて、トニー・ローチとのペアで12回も優勝

1970年代 中盤~

ジミー・コナーズ(アメリカ)


出典 tt.tennis-warehouse.com

1974/07/29-1977/08/22 160週連続1位

1977/08/30‐1979/04/08 84週連続1位

1979/05/21-1979/07/08 7週連続1位

1982/09/13-1982/10/31 7週連続1位

1982/11/08-1982/11/14 1週のみ

1983/01/31 ~ 1983/02/06 1週のみ

1983/02/14 ~ 1983/02/27 2週連続1位

1983/05/16 ~ 1983/06/05 3週連続1位

1983/06/13 ~ 1983/07/03 3週連続

通算268週1位は歴代4位・連続160週1位は歴代2位です!

グランドスラム優勝回数シングルス8回・ダブルス2回

1980年代前半までビヨン・ボルグと何度も覇権を奪い合う。

2006/07/26 アンディ・ロディックのコーチに。

2013年にマリア・シャラポワの臨時コーチに(ものすごい短期間だったとの事)。

2015年にユージェニー・ブシャールの臨時コーチに。

1970年代 後半~

ビヨン・ボルグ(スウェーデン)


出典 http://moogry.com/index.html

1977/08/23 ~ 1977/08/29 1週のみ

1979/04/09 ~ 1979/05/20 6週連続

1979/07/09 ~ 1980/03/02 34週連続

1980/03/24 ~ 1980/08/10 20週連続

1980/08/18 ~ 1981/07/05 46週連続

1981/07/20 ~ 1981/08/02 2週連続

通算109週世界ランク1位。

グランドスラム優勝回数11回・ダブルス0回

1977/8/23に世界ランク1位に。その翌週にはジミー・コナーズに再び1位を奪われてしまう。

当時26歳という若さでプロテニス界を引退。

短い選手時代ながらも数々の記録を樹立。

特徴的なヘビートップスピンで1位になった最初の選手です。

1980年代 前半~

ジョン・マッケンロー(アメリカ)


出典 http://sportsclbs.blogspot.jp/

1980/03/03 ~ 1980/03/23 3週連続

1980/08/11 ~ 1980/08/17 1週のみ

1981/07/06 ~ 1981/07/19 2週連続

1981/08/03 ~ 1982/09/12 58週連続

1982/11/01 ~ 1982/11/07 1週のみ

1982/11/15 ~ 1983/01/30 11週連続

1983/02/07 ~ 1983/02/13 1週のみ

1983/06/06 ~ 1983/06/12 1週のみ

1983/07/04 ~ 1983/10/30 17週連続

1983/12/12 ~ 1984/01/08 4週連続

1984/03/12 ~ 1984/06/10 13週連続

1984/06/18 ~ 1984/07/08 3週連続

1984/08/13 ~ 1985/08/18 53週連続

1985/08/26 ~ 1985/09/08 2週連続

通産166週世界ランク1位。

グランドスラム優勝回数7回・ダブルス9回

試合のジャッジに納得のいかない時にクレームを頻繁にしていたことから「悪童マッケンロー」として呼ばれていた。

引退後すぐにボリス・ベッカーの非公式コーチに。

2016年 ミロシュ・ラオニッチのコーチに短期間就任。

1980年代 中盤~

イワン・レンドル(チェコスロバキア)


出典 http://tsukisan.cocolog-nifty.com

1983/02/28 ~ 1983/05/15 11週連続

1983/10/31 ~ 1983/12/11 6週連続

1984/01/09 ~ 1984/03/11 9週連続

1984/06/11 ~ 1984/06/17 1週のみ

1984/07/09 ~ 1984/08/12 5週連続

1985/08/19 ~ 1985/08/25 1週のみ

1985/09/09 ~ 1988/09/11 157週連続

1989/01/29 ~ 1990/08/12 80週連続

通算270週1位は歴代3位

連続157週1位も歴代3位

グランドスラム優勝回数8回・ダブルス0回

1983年に初1位になったが、

初めの方はジミー・コナーズに・・・

その後はジョン・マッケンローとの覇権争いに参戦。

レンドルの時代になったのは1985年からだった。

2012/01/01ー2014/03 アンディー・マリーのコーチ就任

2016/06 再びアンディ・マレーのコーチに。2017年コーチ解消。

1980年代 後半~

マッツ・ビランデル(スウェーデン)


出典 http://www.theaustralian.com.

1988/09/12 ~ 1989/01/28 20週連続

グランドスラム優勝回数7回・ダブルス1回

1位レンドルに抑えられ、約半年間ほどの王様。

世界ランク1位の期間は短かかったものの、グランドスラム芝・クレー・ハードと全てのサーフェスで優勝した史上2人目の選手です(最初はジミー・コナーズ)

マラトサフィンのコーチをしていた時期もあり、2003年からはスウェーデン代表監督に就任。

1990年代 前半~

ステファン・エドバーグ(スウェーデン)


出典 http://i.telegraph.co.

1990/08/13 ~ 1991/01/27 24週連続

1991/02/18 ~ 1991/07/07 20週連続

1991/09/09 ~ 1992/02/09 22週連続

1992/03/23 ~ 1992/04/12 3週連続

1992/09/14 ~ 1992/10/04 3週連続

通算72週。

グランドスラム優勝回数6回・ダブルス3回

サーブ&ボレーヤー

2014年から2015年にロジャー・フェデラーのコーチに就任してた。

ボリス・ベッカー(ドイツ)


出典 http://blog-imgs-52.fc2.com

1991/01/28 ~ 1991/02/17 3週連続

1991/07/08 ~ 1991/09/08 9週連続

通算12週。

グランドスラム優勝回数6回・ダブルス0回

「ブンブンサーブ」という愛称で呼ばれるサーブを打つ

2008年にポーカーのプロになっていたとの事。

2013/12/18-2016/12/06 ノバク・ジョコビッチのコーチに就任してた。

2017年8月 ドイツの代表監督に。

ジム・クーリエ(アメリカ)


出典 https://tt.tennis-warehouse.com

1992/02/10 ~ 1992/03/22 6週連続

1992/04/13 ~ 1992/09/13 22週連続

1992/10/05 ~ 1993/04/11 27週連続

1993/08/23 ~ 1993/09/12 3週連続

通算58週

グランドスラム優勝回数4回・ダブルス0回

2011年からアメリカ代表監督に就任。

1990年代 中盤~後半

ピート・サンプラス(アメリカ)


出典 http://www.rolemodel.net

1993/04/12 ~ 1993/08/22 19週連続

1993/09/13 ~ 1995/04/09 82週連続

1995/11/06 ~ 1996/01/28 12週連続

1996/02/19 ~ 1996/03/10 3週連続

1996/04/14 ~ 1998/03/29 102週連続

1998/04/27 ~ 1998/08/09 15週連続

1998/08/24 ~ 1998/03/14 29週連続

1999/03/29 ~ 1999/05/02 5週連続

1999/06/14 ~ 1999/07/04 3週連続

1999/08/02 ~ 1999/09/12 6週連続

2000/09/11 ~ 2000/11/19 10週連続

通算286週1位は歴代2位

連続102週

グランドスラム優勝回数14回(歴代3位)・ダブルス0回

テニス史上最高のオールラウンダーとしても呼び声が高い。

アンドレ・アガシ(アメリカ)

出典 http://ameblobuckup.seesaa.net/

1995/04/10 ~ 1995/11/05 30週連続

1996/01/29 ~ 1996/02/11 2週連続

低迷

1999/07/05 ~ 1999/07/25 3週連続

1999/09/13 ~ 2000/09/10 52週連続

低迷

2003/04/28 ~ 2003/05/11 2週連続

2003/06/16 ~ 2003/09/07 12週連続

通算101週。

グランドスラム優勝回数8回・ダブルス0回

だいたい3年おきに復活を果たすテニス界のロックスター

キャリアグランドスラム(四大大会通算全て優勝)・オリンピックシングルス優勝・ATPツアーファイナル優勝の史上唯一の三冠達成者

世界一のリターナーとしても評価を受けている。

自叙伝「Open」によるとテニスがずっと嫌いだったとの事。

2017年 ノバク・ジョコビッチのコーチに就任

トーマス・ムスター(オーストリア)

出典 http://tennis.best-system1.com

1996/02/12 ~ 1996/02/18 1週のみ

1996/03/11 ~ 1996/04/13 5週連続

グランドスラム優勝回数1回・ダブルス0回

飲酒運転の車にはねられてしまう不運の選手。

逆境を乗り越えて見事世界1位に。

1990年代 後半~

マルセロ・リオス(チリ)


出典 http://www.blogquotidiani.net

1998/03/30 ~ 1998/04/26 4週連続

1998/08/10 ~ 1998/08/23 2週連続

グランドスラム優勝回数0回(準優勝1回)・ダブルス0回

ピーとサンプラスの連続記録102週で阻止した選手

カルロス・モヤ(スペイン)


出典 http://tennis.best-system1.com

1999/03/15 ~ 1999/03/28 3週連続

グランドスラム優勝回数1回(全仏)・ダブルス0回

2016年 ミロシュ・ラオニッチのコーチに。

2017年 ラファエル・ナダルのコーチに就任。

エフゲニー・カフェルニコフ(ロシア)


出典 ロイター通信

1999/05/03 ~ 1999/06/13 6週連続

グランドスラム優勝回数2回・ダブルス4回

ロシア初の王者

ダブルスプレーヤーとしても知られている。

パトリック・ラフター(オーストラリア)


出典 https://blogs.yahoo.co.jp

1999/07/26 ~ 1999/08/01 1週のみ

グランドスラム優勝回数2回・ダブルス1回

2011年から2015年 オーストラリア代表監督

2000年代 前半~

マラト・サフィン(ロシア)


出典 ロイター通信

2000/11/20 ~ 2000/12/03 2週連続

2001/01/29 ~ 2001/02/25 4週連続

2001/04/02 ~ 2001/04/22 3週連続

グランドスラム優勝回数2回・ダブルス1回

妹のディナラ・サフィンも世界ランク1位経験者

2011年 政治家になる

グスタボ・クエルテン(ブラジル)


出典 https://matome.naver.jp

2000/12/04 ~ 2001/01/28 8週連続

グランドスラム優勝回数3回・ダブルス0回

ブラジル初の王者

レイトン・ヒューイット(オーストラリア)


出典 https://www.thetennisdaily.jp

2001/11/19 ~ 2003/04/27 75週連続

2003/05/12 ~ 2003/06/15 5週連続

通算80週。

グランドスラム優勝回数2回・ダブルス1回

2016年 オーストラリア代表監督就任

若い人がやるポイントを取ったときにやる「カモン!」(完全に偏見ですが笑)あれはヒューイット発祥だとか。

ファン・カルロス・フェレーロ(スペイン)


出典 http://www.afpbb.com/

2003/09/08 ~ 2003/11/02 8週連続

グランドスラム優勝回数1回(全仏)・ダブルス0回

2017年夏 若手のトップ、アレクサンダー・ズベレフのコーチ就任

アンディ・ロディック(アメリカ)


出典 https://matome.naver.jp

2003/11/03 ~ 2004/02/01 13週連続

グランドスラム優勝回数1回(全米)・ダブルス0回

超ビッグサーバー。クレーコートでの試合で自身が打ったサーブが地面にめり込む等レベル。

全く関係ないけど↑の画像のラケット・・・どっち向きかわからない錯覚騙し絵みたいになってますね笑

2000年代 中盤~

ロジャー・フェデラー(スイス)


出典 https://ameblo.jp/

2004/02/02 ~ 2008/08/17 237週連続

2009/07/06 ~ 2010/06/06 48週連続

2012/07/09 ~ 2012/11/04  17週連続

2018/02/19 ~ 2018/04/01(NEW!)6週

2018/05/14 ~ 2018/05/20(NEW!)1週

2018/06/18 ~ 2018/06/24(NEW!)1週

通算310週1位は歴代1位

連続237週1位も歴代1位

グランドスラム優勝回数19回(歴代1位)・ダブルス0回

数々の記録を塗り替え、現在もトップ争いに参加している。

まさしく現代テニス界の生きる伝説!

フェデラー伝説①全豪オープンの歴代優勝回数ランキング

フェデラー伝説②男子プロテニスの歴代グランドスラム優勝回数ランキング

2000年代 後半~

ラファエル・ナダル(スペイン)


出典 https://www.thetennisdaily.jp

2008/08/18 ~ 2009/07/05 46週連続

2010/06/07 ~ 2011/07/03 56週連続

2013/10/07 ~ 2014/07/06 39週連続

2017/08/21 ~ 2018/02/18(NEW!)26週

2018/04/02 ~ 2018/05/13(NEW!)6週

2018/05/21 ~ 2018/06/17(NEW!)4週

2018/06/25 ~ 5週

通算182週。

グランドスラム優勝回数16回・ダブルス0回

クレーコートの王者(クレーコート連続勝利記録81連勝)土魔神です。

王者フェデラーの連続1位記録を阻止した選手

またまた今の時代でもフェデラーの復活とともに復活してきました。相思相愛かっ!笑

2018/06/25 ~  世界ランク1位に。まだまだ記録を更新中。

ナダル強すぎる!?~テニス全仏オープン男子シングルスの歴代優勝回数ランキング~

2010年代 前半~

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)


出典 http://atrandom2012.blog.fc2.com

2011/07/04 ~ 2012/07/08 53週連続

2012/11/05 ~ 2013/10/06 48週連続

2014/07/07 ~ 2016/11/06 122週連続

通算223週。

グランドスラム優勝回数12回・ダブルス0回

グルテンダイエットをしてからの成績の上がり方がすごく反響を呼んだ

現代テニス界のトップ4と呼ばれる一人。ちなみに全員に勝ち越しているという。

キャリアグランドスラムは達成したが年間グランドスラムを後一歩でのがしてしまう。

錦織圭とノバク・ジョコビッチの対戦成績をまとめました(サーフェス別)

2010年代 中盤~

アンディ・マレー(イギリス)


出典 http://www.zimbio.com/

2016/11/07 ~ 2017/08/20 41週連続

グランドスラム優勝回数3回・ダブルス0回

全仏優勝77年ぶりのイギリス人選手

世界1位になったのは29歳のとき。フェデラー・ナダル・ジョコビッチとライバル達と戦って遅咲きながら念願の1位達成

2017年は故障が目立ち1位を退く。

現在(2018年~)

ナダルが世界ランク1位に返り咲きました。

まとめ

現在も含めて総勢26名のスター選手たちでした!!

アメリカ6人

オーストラリア4人

スペイン3人

スウェーデン3人

ロシア2人

他は各国1人ずつ。。。

アメリカ・スウェーデン・オーストラリアは久しく世界1位から遠ざかってますね。

若手勢に期待です!

日本からも錦織選手が4位まで上がりましたが故障のためしばらく離れちゃってますね。

しかし、2018年ウィンブルドンでは松岡修三以来の快挙ベスト8でした!復活!

念願の1位目指してファイトです!!

読んでいただきありがとうございました。

関連記事:↓↓

男子歴代世界ランク1位のプレースタイルはどう変化していったか?

過去の歴代テニス選手世界ランク1位を時系列にまとめてみた(WTA女子編)

女子編はこちら!

男子プロテニスの歴代グランドスラム優勝回数ランキング

↑もまとめました!

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コメント

  1. 管理人じょー より:

    確認したところこちらの間違いでございました!ご指摘ありがとうございます!