「○○さん、足止まってますよ!」
なんて言葉をコーチから言われたりしたことありますか?
「よく言われるけど、足止まってるっていったいどういうことなんだろう?」
って思いませんか?
自分ではちゃんと動かしてるようにしてるつもりなのに。
ましてや、ラリー練習中のことだとして自分に対してボールが飛んできてるなら動くも何もないじゃないの?
って僕なら思います。
つまり
「足が止まってる」という表現は抽象的過ぎて、初心者に対してのアドバイスとしては
やさしくないと思うのです。
今回の記事ではそんな「フットワーク」についての内容となります。
・テニスのフットワークとはなにか
・フットワークの軽い人と遅い人の違い
・上手なフットワークの仕方
等がわかるかと思います。
また、
・主に初心者~初中級レベルの方
・フットワークを一から学びたい方
になります。
僕自身、モットーは低燃費テニスです。
フットワークを行うというのは疲れる印象があるかと思いますが
繰り返しの慣れによって負担が減っていくようになります。
最初は大変に感じるかもしれませんが、継続してやれれば
きっと自分にとっていい財産になると思います。
目次
コーチから見たフットワークの軽い人と遅い人の違い
現役のコーチをしてる僕が結論からズバリいってしまうと、
フットワークの軽い人と遅い人の違いは
自身がボールを打った後の動きの良し悪しに関わってます。
以下で詳しく解説していきます。
フットワークは動いてればいいというわけではない
「足がとまってますよ!」って言われたとして、
じゃあずっと動いてればいいんだって思うのは短絡的です。
これに関しては言う側に問題がありますが・・・
ずっと動いていると
・なにより無駄に疲れる
・余計に動いてしまっているのでその分、動作が遅れる
って弊害もあります。
テニスのフットワークというのは
打点までの足運びをスムーズに行う為のものだと思ってます。
フットワークが悪い人とは?
では先に、
フットワークが悪い人とはどんなことを言うのか解説したいと思います。
僕はフットワークの良し悪しは、打ち終わった後の動作だと先述していましたね。
フットワークの悪い人は打ち終わった後の動作が遅い人です。
具体的に言うと
・スイング後のレディーポジションが遅い
・打った後のポジショニングの修正がない
・自身のショットによって相手がどうなるかの予測
ことです。
この3点がフットワークに重大な影響を与えてきます。
フットワークがいい人とは?
先に挙げた、悪い人の特徴3点をすべて出来るようになると自然とフットワークの評価は変わってくるかと思います。
順番に見ていきましょう。
スイング後の構えが早い
基本的にはスイング後(フォロースルー)は余韻に浸ってる場合じゃないです笑
相手がベースラインに立っているならば、時間はややありますが
ネット際にいるならば返球はすぐです。
すぐ次のボールが飛んでくるので、テイクバックが出来る構えをとっているのが大事になりますね。
打ち終わって正しいポジションに位置取りできている
相手のボールは常にランダムであり、どこに来るかわかりません。
それが例え、相手がコーチであってもです。
一球一球、完璧に同じ球にはならない以上
少し動いてから打つことになるはずです。
その少し動いたところから元に戻る動きをすばやくしているかどうかが大事です。
自分の打ったショットによる相手の反応を予測している
予測をすることは初心者にとって難しいかと思います。
ですから、この部分は初中級以降の方にはぜひ取り組んでいただきたい部分です。
しかし、初心者の方も今のうちから
自分の打ったボールで相手がどう反応するかを常に観察しながらテニスできると
そのうちわかってくる日が来ますので今から意識だけはそうしておきましょう!
話を戻すと、
自分が打ったショットの良し悪しによって、相手のショットの良し悪しが変わってきます。
具体的に例をいくつかあげると
・相手が踏み込んで打てるような浅い球を送ってしまった場合は、攻撃的な球が予想される
・相手が仰け反りながら打つような深い球を遅れれば、守備的な球が予想される
といった風なことを考えます。
先述の「戻る動き」にこの「その後の予想」を加えたポジションの位置取りをすることこそが
フットワークのいい人になっていくのです。
以上の三点がしっかりできるようになってくると
相手が打ってくる間での0.5秒~2秒程度の時間、
ただボールを待って突っ立ってるということはなくなってきます。
まとめ
・フットワークは打ち終わりの動きが大事
・フォロースルーの後はすばやく構える
・打った後すぐ戻る
・自分の球から相手の返球を予測してポジションを修正する
フットワークのスキルはラケットの構え(ラケットワーク)と相手の返球予測(ヘッドワーク)スキルに密接に繋がっています。
その為にどこかが劣っていると結果的にすべてのスキルに影響が及ぼすのでこれを機会に
意識改革していけるといいでしょう!
読んでいただきありがとうございました!