フォアハンドストロークは各動作が組み合わさって
ひとつの動きとしてなります。
動作のひとつとしてテイクバックがあります。
この記事を読んでくれているテニス愛好家さんはタイトル通り、
きっとフォアハンドのテイクバックについて何か調べていることだと思います。
テイクバックはどんな感じでイメージしていますか?
テイクバックの仕方で悩んでいる方はぜひこの記事読んでいただければと思います。
【今回の記事でわかること】
・いくつかあるテイクバックのパターンがわかる!
・自分の目的に合ったテイクバックはどれかわかる!
・それぞれのテイクバックのメリットやデメリットがわかる!
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■もくじ
目次
フォアハンドのテイクバックは立てるべきかどうか?!
さて、結論から言ってしまうと
フォアハンドのテイクバックは立ててた方が色々都合がいいのでおススメはしますが、
絶対にそうしたほうがいいとは言えないですね。
以下でいくつか解説していきたいと思います。
1.フォアハンドのテイクバックの形はいくつあるか?
4パターンほどあると考えます。
・ラケットヘッドを立ててテイクバックする形
タイトル通りのラケットを地面と垂直になるような形でテイクバックしていくパターンです。
・ラケットヘッドを横に倒しながらテイクバックする形
ラケットヘッドそのままに横に寝かせながら引くパターンです。
・ラケットヘッドを下げながらテイクバックする形
振り子のように、下からひくような形です。
・ラケットヘッドをやや前方にむけてテイクバックする形
若干ですが若いプロ選手にこういった形のテイクバックをしてきてます。
かなり現代風な形かも。
2.それぞれのテイクバックのメリットやデメリット
4パターンの形はつまりラケットヘッドを「上・下・前・後」のどこにセットしているかということになります。
この形からストロークして、インパクトに持っていくことで得られるメリットとデメリットがありますので解説していきます。
2-1.ラケットを立てて(上)テイクバックするメリット・デメリット
メリット
・高い打点のボールに対してパワーが出しやすい
ラケットヘッドをたてていることにより高い打点のボールが打ちやすくなります。
・ラケットヘッドの重みを利用してボールを打てる
打つ直前でヘッドを落として打てるので、ラケットの使い方が正しくできているとパワーが出やすい。
デメリット
・鋭く入ってくる低い打点が難しい
足元に入ってくるようなボールはラケットを立ててテイクバックしていると返球が難しいです。
・打点に対して振り遅れやすい
テイクバックからインパクトまでが時間かかるため、速球のボールに対してすばやく準備できないと振り遅れやすいです。
2-2.ラケットヘッドを横にして(後)テイクバックするメリット・デメリット
メリット
・面を合わせやすい
そのまま後ろにセットする形になるのでまっすぐラケットを振り出していける分、ボールにラケット面が合わせやすいです。
・比較的にはフラットな弾道を作りやすい
デメリット
・あんまりない(笑)
2-3.ラケットヘッドを下げて(下)テイクバックするメリット・デメリット
メリット
・ライジングでのボールに対応しやすい
ただし、足元から腰くらいまでの高さのボールに対してです。
他のテイクバックの形と比較して最速の時間でインパクトまでラケットをもっていけるのでそういったショットが技術的に簡単になります。
・ボールコントロールが一番簡単
シンプルに下から打点に向かってスイングしていく形なのでボールのコントロールがしやすいです。
デメリット
・高く弾みきってしまうと何もできない
ラケットを下げてしまっているので自分の顔の高さまで弾みきってしまったボールは
返球できても非常に弱弱しいです。
・自分からはパワーを出しにくい
ラケットヘッドを下げてテイクバックしているのでラケットの重みを利用してのスイングはできません。
やはりライジングショットか低い打点のときに発揮をする形でしょう。
2-4.ラケットヘッドをやや前方気味(前)にテイクバックするメリット・デメリット
メリット
・一番パワーがでやすい
ただし、相当タイミングが難しいです。
前方にセットされてるラケットヘッドが、打つ直前には後方に切り返されてからインパクトするのでしっかりとタイミングが合わさっているときには非常に強力なボールが打てます。
デメリット
・とにかく振り遅れやすい
テイクバックからインパクトまで一番時間がかかるので振りおくれやすいと言えます。
・体全体を使ってスイングできなきゃそもそもパワーが出ない
一番パワーを出せる可能性を秘めている形ですが、運動連鎖ができない人はデメリットばかりなのでおススメはしません。
なぜテイクバックは立てておくべきなのか?
基本的にボールが勢いよく弾んでくる場合、ラケットをたてておかないとコートに押さえ込むのに一苦労します。
自分のポジションにもよるので、高い打点で打つことが多い方はラケットを立てておいたほうがいいかと思います。
ハードコートでプレーする方も、
同様にボールがよく弾むのでラケットをたてておくとかなり返球しやすくなりますよ^-^
テイクバック後の動作について
ここまでの記事でテイクバック問題はある程度解決したでしょうか?
最後に少しだけその後の動きも解説します。
1-1.ヘッドダウンを行う
ラケットをテイクバックしてセットしたならば打つ直前の一瞬の間にヘッドダウンを行いましょう。
ラケットを立てている場合はこのヘッドダウンのエネルギーが大きくなりますし、後ろや下にセットしている程エネルギーが小さくなりますね。
1-2.ヘッドダウン時の前腕の使い方
腕の使い方についてです。
前腕部分に力が入りすぎているとヘッドダウンがスムーズに行われませんのでなるべくリラックスをしてラケットの先端の重みを意識できるといいです。
その際に少しだけ前腕が外側に自然と回るようになるといい動作といえます。
ただし、グリップが薄すぎると腕は外側には回しづらくなりますのでその場合は無理に回さないようにしましょう。
まとめ
・ラケットヘッドは立てると高い打点が打ちやすくなる
・ラケットヘッドは寝かせていると面を合わせやすい
・ボールの状況に合わせたテイクバックができるとよい
・基本的にはラケットは立てておくかやや横気味にしておくほうがいい
・その後のヘッドダウンに大きく影響を及ぼすので考える。
になります!
質問あればまってまーす!