フォアハンドストローク時の正しい手首の使い方4選を解説!

テニスをするうえで、初心者の内はラケットを振る側の手首はなるべく使わない(こねない)
と教えられることがあると思います。

使うな とは言いますが、そもそも使うとは一体どういう事だと思いますか?

ある程度フォアハンドストロークがわかってくると、

もっと力のある打球を打ちたい。
もっと回転量のあるスピンを打ちたい。

といったような事を思うと思います。

しかし、手首は小さな筋肉で動かされる部位なので

間違った使い方をすると

手首の怪我や打球の不安定さを招くリスクもあります。

しかし、正しく使えるようになると、確実にあなたのフォアハンドストロークはレベルが上げることでしょう!

その為にもフォアハンドストロークの手首の使い方とはどういったことなのか

今回の記事で徹底解説していきます。

テニスにおける手首の使い方はとても重要で、

フォアハンドストロークに限らずサーブやボレーでも重要になってきますが、

今回の記事では以下のことを紹介していきます。

・フォアハンドストロークの手首の重要性。

・フォアハンドストロークでの正しい手首の使い方。

この2つのことを一つ一つ、細かくまとめているのでぜひ最後まで読んでいただき、参考にしてみてください。

今回の記事でわかること
・フォアハンドストロークでの手首の重要性がわかる
・フォアハンドストロークでの正しい手首の使い方がわかる
記事の著者
テニスコーチ歴14年目の当サイト管理人です。
フォアハンドストロークは2年ほど前にセミウェスタングリップから
イースタングリップに転向して打ってます。
スピンよりフラットが好きです!

目次

フォアハンドストロークの手首の重要性!

フォアハンド 手首 使い方

まず初めに、手首の重要性をお伝えしていきます。

手首の重要性をしっかり知っておくことで、
練習の効率もあがりますし、コツも掴みやすくなってきます。

以下2点の説明で手首の重要性を理解しておきましょう。

①[フォアハンドストロークは手首の動き方(動かし方)が非常に大事]

フォアハンドストロークの際のちょっとした手首の動き方一つでラケット面は大きく影響されます。

ということは、間違った手首の使い方をしてしまっていては、
安定したボールは打てず、もちろんフォアハンドストロークは安定しません。

せっかく、テイクバックから溜めた力がインパクト時の手首のズレのせいで無駄になってしまうこともあるんです。

なので、フォアハンドストロークにおける手首の使い方は非常に重要なんです。

②[フォアハンドストロークでは手首を使ってスイングしない]

次に手首を意識する時の注意点ですが、
前提として、手首だけで打球の方向と打球の威力を調整するのは、絶対やってはいけません。

無駄な力が入ってしまい、手打ちになってしまうからです。

更には手首だけで調整していると、
手首以外にも肘や肩などにも負荷がかかってきますし、
テニス肘やけがの原因になります。

この辺りはしっかりとおさえておきましょう。

フォアハンドの重要性を理解した上で、
ここからは「フォアハンドの手首の正しい使い方を紹介していきます。

フォアハンドストロークでの手首の正しい使い方

テニス フォアハンド 手首

ではここから、フォアハンドストロークの手首の正しい使い方を
今回は以下の4つに分けて紹介していきます。

  • フォアハンドの時に基本的に手首は背屈。
  • 手首は、どれくらい背屈(はいくつ)させるべきか?
  • 手首をリラックスさせ、体と肘と手首の動きが連動するように。
  • テイクバックから手首の形をしっかり作っていく。

かなり重要なポイントをギュッと分かりやすくまとめましたので、参考にしていってください。

①[フォアハンドストロークの打球時に基本的に手首は背屈(はいくつ)させる]

まず、背屈(はいくつ)とは上の写真のように手首を外側(甲側)に曲げる形を背屈といいます。

腕立て伏せをしてる最中の手首の形がそうですね。


インパクト時はこの形をキープさせておくのが基本の形になります。

メリットとして、相手の打球が強くても、しっかり手首が固定されているので、打ち負けにくくなるんです。

この時に注意が必要なのが、
背屈の形をキープを意識しすぎて手首をガチガチに固めてしまうことです。

なるべくリラックスし、
自然な状態で手首の背屈がキープできるのが理想です。

このあたりの感覚は球出し練習等で習得してきましょう。

②[手首の背屈(はいくつ)具合は握り方で変わる]

先ほど紹介した手首の背屈ですが、
ではフォアハンドストロークではどれくらい背屈させればいいのか?

結論は、グリップの握り具合で、背屈具合が変わってきます。

・グリップが厚いほど浅く手首を背屈させる。

グリップが厚い場合は、手首を浅めに背屈させてあげないと、インパクト時にラケットの面が伏せてしまい、弱い打球になってしまいます。

・グリップが薄いほど深く手首を背屈させる。

グリップが薄い場合は、手首を深めに背屈させてあげないと、インパクト時にラケットの面がひらいてしまいます。

③[手首はリラックスさせ、体と腕と手首の動きが連動するように!]

絶対に気をつけたいのが、手首だけでの調整をしてしまうのことです。

意識が手首だけにいってしまい、体と腕が本来の動きをしなくなってしまっていては、本末転倒です。

体の回転で腕と手首がセットで動く。

これはしっかりと頭に入れておきましょう。

④[テイクバックから手首の形をしっかり作っていく]

テイクバックの時点で手首を背屈させるのが基本になります。

もう少し細かく説明すると、
インパクト時の手首の形をすでにテイクバックの段階で作っておくことです。

そのまま手首をキープしつつ、インパクトの形までもっていきます。

こうすることで、手首をこねてしまうこともなくなりますし、力負けをしにくくなるんです。

まとめ

テニス フォアハンド 手首

今回は、フォアハンドのレベルアップに向け、手首の使い方を徹底解析!について、
お伝えしていきましたがいかがだったでしょうか?

この記事のまとめとして、

手首だけで打球の調整、手首だけでラケット面の調整は絶対にやってはいけない。

  • 手首は基本的に背屈させる形が大事。
  • テイクバックからしっかり、手首の形をつくっておく。
  • グリップが厚いほど浅く手首を背屈させる。
  • グリップが薄いほど深く手首を背屈させる。

フォアハンドをもっとレベルアップさせたいという方は、
まずはいろいろ試してみることが大事です。

今回の記事を参考にしていただき、明日からの練習にぜひとり入れてみてくださいね。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

テニスの基本.com
テニスの基本.com
テニス未経験から2年間でテニスコーチになりました。
現在はテニスコーチ歴17年、年間レッスン開催数は1300回程度の現役テニスコーチです。
プロテニス協会認定テニスプロフェッショナル
GOSEN認定テニスラケットストリンガー

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする